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マクドナルド価格と原価/モノの値段の決まり方
■マクドナルド価格と原価/モノの値段の決まり方
日本の流通の仕組みと、本当の原価。
バス子「マクドナルドって、原価、いくらなんだろう?」
バス男「なぜ、原価は安いのに、価格は高いのかな?」
バス子「モノの値段って、どうやって決まるの?」
バス男「仙人様に【原価+経費+利益=モノの値段】を聞いてみるか・・」
〜日本の流通と製造原価の真実〜
1.マクドナルドの製造原価
@マクドナルドの儲けの秘密
マクドナルドのハンバーガーは、安くて早くて美味しくて、最高ですよね!
マクドナルドが、価格は安いのに利益が多い理由は、原価はもっと安いからなんです。
2011年に中国のマクドナルドの製造原価がインターネットに流出しました。
それによると・・・
〜ハンバーガー系の原価〜
・ハンバーガー約28円
・フィレオフィッシュ約41円
・チーズバーガー約35円
・チキンバーガー約36円
・ダブルチーズバーガー約60円
・ビッグマック約65円
〜サイドメニューの原価〜
・マックフライポテト(Sサイズ)約14円
・マックフライポテト(Mサイズ)約19円
・チキンマックナゲット(4個)約25円
・チキンマックナゲット(10個)約61円
・クォーターパウンダー約60円
・チョコレートシェイク約17円
ということのようです。
しかし、この数字には一見、少し疑問をもってしまいます。
いろいろな書籍などでモノの原価を調べてみるに。
ハンバーガーの製造コストは、もう少し高いようなのです。
原価というのは、そのときの麦や肉の市場価格、輸送のためのガソリンの市場価格等で変わりますので、一概には言えないのですが。
ハンバーガー系の原価は60円〜100円くらいはするそうです。
おそらく、マクドナルドの企業努力が非常に素晴らしいからなのでしょう。
しかし、サイドメニューの原価が安いのは確かなようです。
マクドナルドに行って、「チーズバーガー単品で2個。(注文は)以上。」という人は少なく、みな、ハンバーガーと一緒に、サイドメニューのポテトやドリンクを注文します。
そして、サイドメニューのマックフライポテト(Mサイズ)の原価は約19円ですし、チョコレートシェイクの原価は約17円です。
コーラなどの清涼飲料水に至っては、もっと原価が安いでしょう。
ですので、マクドナルドの利益は、サイドメニューから発生している部分も大きいのでしょう。
サイドメニューで利益をあげるのは、多くの企業がやっていることではあります。
さて、ここからが本題なのですが。
売値(価格)と原価の差が大きい商品は非常に多いようです。
例えば、化粧品。
1本3000円の口紅の製造原価は、150円ほどと言われています。
1本3000円の化粧水の製造原価は、300円ほどと言われています。
例えばコンドーム。
コンドームは、1ダース12個入りで1000円ほどですが、コンドームの原価は1個あたり約3円ほどだそうです。
例えばラーメン。
ラーメンは1杯600円ほどですが、材料原価は一般的に180円ほどのようです。店によっては、もっと安い店も多いようです。
参考文献
お客に言えない! モノの原価マル秘事典 (青春文庫)
ではなぜ、原価は安いのに販売価格は高い商品が多いのでしょうか?
その秘密の真実を紐解いてみましょう。
A日本の流通の仕組み
製造原価は安いのに、販売価格が高い理由は。
製造してから店頭に並ぶまでに、様々な経費が必要だからです。
例えば化粧品で見ていきましょう。
工場で生産された化粧品は、卸業者を挟んで、それから小売店(デパートなど)の店頭に並びます。
それだけで、非常に多くのコスト(経費)がかかっているのです。
経費の内訳を見てみると・・・
〜化粧品製造工場〜
・工場の土地代(固定資産税等含む)
・工場の建物代(数千万円〜数億円)
・工場の機械代
・向上の維持費(電気代やメンテ代等)
・工場で働く人の人件費
〜卸業者〜
・トラックの燃料代
・トラックの運転手の人件費
・トラックの車体本体価格や保険代、車検代
〜小売店(デパートなど)〜
・店のテナント代(賃貸料金)
・美容部員さんの人件費
などです。
そして、最もお金がかかっているのは、土地代や人件費ではなく広告宣伝費の場合もあるようです。
1つの化粧品を世に送り込むのに、大手の化粧品メーカーは、公告宣伝費に数億円以上、注ぎ込むようです。
ですので、化粧品の価格の約70%は、広告宣伝費と言われているのです。
3000円の口紅の場合、2100円は広告宣伝費ということになります。
これら広告宣伝費を含むたくさんの必要コストを、化粧品の売り上げの中から支払わなければなりませんから・・
製造原価は、150円ほどの口紅が、店頭では1本3000円もの高価格で販売されているのです。
それにしても、広告宣伝費は高いですよね。
車なども、製造原価は安いのに、宣伝広告費のせいで、車両販売価格は100万円にもなったりもするようです。
そしてこれからの世の中は、この多額の広告宣伝費が、個人に配分されていく時代なのかもしれません。
B広告宣伝費を稼ぐ方法
今まで企業は、自社製品を消費者に知ってもらうために、TV局や新聞社に高い宣伝広告費を支払って、TVCMや、新聞広告欄で自社製品を知ってもらう努力をしてきました。
今までは、人の目が集まる場所は、TVと新聞に偏っていたからです。
それが、現在はインターネットが発展し、人の目がインターネット上に集まるようになってきました。
企業としては、人の目に自社製品が触れれば良いので、別にTVや新聞にはこだわりません。
なので、今は多くの企業が、たくさんの人の目が集まるwebサイトに広告費を支払い、ネット上で自社製品を知ってもらう努力をしているのです。
ですので、現在はwebサイトで広告費を稼いでいる個人もいるようです。
ブロガーや、ユーチューバーは有名ですよね。
ティックトッカー、インスタグラマーも、そうですね。
・【私の経験談】YouTube登録者数が増えない原因【@魅力がないA露出がない】
・【経験談】TikTok【バズる方法】と【バズらない原因】8カ月目で遂にバズったよ
このように、これからは企業が使う広告宣伝費の多くは、webサイトをもっている人に支払われていくのかもしれません。これは大きな時代の流れによるものであり、この流れは誰にも止められないのかもしれません。運命は存在する?
広告宣伝費を、個人がパソコンで稼ぎだす方法については、以下の記事が詳しいです。
・ブログアフィリエイトの始め方【初心者が1年で月1万円を稼ぐ全手順】
・実例!8カ月で【ブログで月収10万円】稼いだ時のデータ「1カ月目」から全公開
〜追伸〜
モノの原価は安いのに、いろいろと経費がかかるせいで価格が高くなっている中で、{いいモノを、激安で消費者に届ける方法}があります。
それは、趣味で作ったモノをネットで販売する方法です。
例えば、家具を作るのが趣味な人の場合。
趣味で、家具を作っている人が、奥さんから「貴方、また椅子を作ったの?もう、家には椅子を置くところがないわよ。作るのが好きなだけでしょ。捨てなさいよ。」と言われている状況の時に、ネットで椅子を販売するならば、いいモノを安く販売することが出来ますよね。
趣味でやっているから、利益を出す必要がないし、中間マージンや広告宣伝費などの経費も、かからないからです。
好きなことだけで食べていくのは難しいかもしれませんが、好きなことで収入を得ていくハードルは、下がっていると言えそうですね。
・好きなことを仕事にする私の方法(ネットがあるから好きなことは現金化できるよ)
<writer 名無き仙人>
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バス男「そういえば最近は、マックに行っていないな〜。」
バス子「マクドナルドの販売価格や原価の秘密を知ったりするのは、勉強になるわね。」
仙人「モノの原価を調べてみるのも、興味深いことじゃのぉ。」
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