日本の将来はどうなる?「アメリカみたいになる」貧困大国アメリカで【学んだこと】


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格差社会から階級社会になる日本!格差社会の今後(将来)

日本の将来はどうなるの?
日本で格差が広がると将来は、どうなるの?



バス男「日本の将来が不安だなぁ」


バス子格差が広がって、中間層がいなくなったら、どうなるのかな?」


バス男「そういえば仙人様が【「貧困大国アメリカ」の感想】で・・」


「へ〜。仙人【日本将来どうなるの?】の話・・」






〜格差社会が進むと、どうなる?〜

1.格差社会から階級社会になると、どうなるの?

@日本の10年先を進むアメリカの状況とは?



堤 未果 (著)の【貧困大国アメリカ】シリーズを読んでみました。

@ルポ 貧困大国アメリカ
Aルポ 貧困大国アメリカ II
B(株)貧困大国アメリカ

バス子日本は、アメリカ後追いだから・・」

バス男「アメリカを見ると、日本の将来は、どうなるの?が、わかるなぁ」



このまま資本主義経済が続くと、以下の記事のとおり、
日本も【格差が固定化された階級社会】になっていくかもしれませんね。

なぜ日本で貧困が?なぜ働いても生活が豊かにならない?資本主義の正体と【解決策】(社会の全貌)

仙人「格差社会から、階級社会になったアメリカの状況じゃが・・」


@エリート層とワーキングプア


アメリカでは上位1%の富裕層と、その他、99%の貧困層とに、分かれつつあるそうです。

中間層貧困側に落ちていっているそうです。

アメリカで社会問題になっている1つは。

奨学金を借りて大学を卒業するも、給料の高い職に就けない{
高学歴ワーキングプア}の問題や、奨学金返済で四苦八苦する若者達の問題だそうです。

それが、まるで後追いするかのように、日本でも{高学歴ワーキングプア}や{奨学金問題}が取り沙汰されるようになってきています。



少し前まで、日本やアメリカなどの先進国の人たちは。

発展途上国の低賃金労働者が、安い賃金で働いてくれるお陰で、いい生活をすることが出来ていました。

東南アジアでレジ打ちするよりも、日本でレジ打ちした方が、高賃金を貰え、高い生活水準で暮らすことが出来ていました。

仕事内容は、同じ(レジ打ち)なのにです。



しかし、グローバル社会の到来やITの発達等で世界がフラット化していき。

{誰でもできる仕事}は、海外の労働者との取り合いとなり。

{先進国に住む先進国の住民だから}という理由だけでは、高賃金・高い生活水準を維持できなくなっているそうです。

1人あたりのGDPは低下している日本において、雇用体系含めて、さらにグローバル化が進めば。

日本でも{誰でもできる仕事}についている人は、高賃金・高い生活水準を維持できなくなっていき、今まで正社員で守られ中間層にいた人たちが、貧困側に落ちていくことになる場合もあるのかもしれません。

そして1度、貧困側に落ちてしまえば、そこから富裕層側にいくことは、ほぼ不可能であり、むしろ・・


A刑務所社会と娑婆の社会


次に待っている階級社会は、{シャバ階級}と{刑務所階級}なのかもしれません。

アメリカでは刑務所が民営化されており、囚人を超低賃金で働かせることで、企業は莫大な利益をあげているそうです。

企業からみると、囚人は、発展途上国以下の超低賃金で働かせることができるため、最高の労働者だそうです。

そのためか、アメリカでは
スリーストライク法というものがあり・・

軽犯罪であっても3回捕まれば終身刑となってしまい、その後は一生、劣悪な刑務所環境の中で、超低賃金で死ぬまで労働をさせられることになるそうです。

中間層から貧困層に落ちてしまい、窃盗や万引きなどの犯罪をしてしまうと。

次はシャバですらない{刑務所社会}の中で{あいつは、時給が高いオペレーターの仕事に就いており、歯磨きするのに、歯磨き粉を使えているから勝ち組だ}とか{私は、モノ作りで時給が低く、歯磨き粉を買えないから負け組だ}とか言いながら、格差社会を体験しなければ、ならなくなるのかもしれません。
※民営化された刑務所内では、歯磨き粉なども超低賃金で働いたお金で買う必要があり、また、仕事内容によって微妙に賃金が異なるため、刑務所内でも格差が生じる。

つまり、一生出られない刑務所の塀の中に、1つの社会が出来上がっており、その社会の中でも、また格差があるようなのです。


B富裕層の自治区と庶民の自治区


さらにアメリカのサンディ・スプリングス市(約10万人)では。

儲かっている企業や富裕層たちが「いくら税金を納めても、無駄使いされるから嫌だ。自分たちが納める税金は、自分たちに還元してもらいたい」ということで、自分たちで
富裕層の自治区を作って住んでいるそうです。

警察と消防を除く、すべての業務を民間に委託し、職員の数を9人に抑え、徹底的なコストカットを進め、市の運営費を、半分以下に抑えることに成功したそうです。

コストカットによって生まれたお金は富裕層の要望によって、市民の安全を守るサービスに使われているそうです。

国の税収入の多くは、所得の多い富裕層の人たちや、儲かっている企業が払っているのに、その人たちが、勝手に自治区を作り住み始めれば・・

その他の人たちは、税収入が激減した社会の中で、福祉等の予算を削って、やっていくしかないため、猛反発しているそうです。

富裕層が自治区を始めたせいで、税収入が悪化した市では、ごみ収集が来なかったり、図書館の開館時間が短くなったり、医療サービスが低下したり・・様々な住民サービスの低下が起きているそうです。

それでも、その富裕層の自治区は中国等からも注目されており、全米各地だけではなく、海外からも視察団がやってくるそうですし、アメリカの他の地区でも、同じような話が出ているそうです。

同じアメリカという国土の中に、刑務所の社会もあれば、富裕層だけの社会もある・・まさに、格差社会・階級社会ですね。



日本でも儲かっている企業や富裕層の個人が、海外のタックスヘイブン(節税できる国)を活用し、税金逃れをしているそうです。

今後、日本でも、そういった人たちや企業が「いくら税金を納めても、無駄使いされるから嫌だ。自分たちが納める税金は、自分たちに還元してもらいたい」ということで、日本のどこかに(おそらく、それは高級住宅街や、超優良企業が集まる地区)自治区を作り、自分たちだけで自治区を運営し始めたりするのかもしれませんし・・

そうすることで国の財政が悪化し、刑務所が民営化され、刑務所社会も確立されていくことになる・・そんな日が、くる可能性も0%では、ないのかもしれません。

こういった話を聞くと「富裕層の人たちは、貧困層のために税金を払うべきだ!」と感じますよね。



ただ、グローバル化された社会においては、
‘国’は、昔のようには重要では、なくなっていくのかもしれません。

以下の記事のとおりです。

住む国を選ぶ時代へ「国とは?」国家の定義が変わる「国は選ばれる対象へ」日本の未来のシナリオ

日本が先進国として輝いていた時代。

東南アジアの貧困層の人たちの生活向上のために、日本は、東南アジアに税金を納めたりはしませんでした。

富裕層の人たちは、貧困層のために税金を払うべきなのに、そうしませんでした。

国が違ったからです。

でも、日本に住んでいる貧困層の人は{日本人だから}という、それだけの理由で、日本に住んでいる富裕層が支払う税金から恩恵を受けていました。

当時は(今も、まだそうですが)、日本という島国が、1つの自治体だったわけですね。

しかし社会のグローバル化が進むと、そういった部分も、変化していく場合があるのかもしれません。

経済活動は国境を越えて利益を追求するグローバルな会社が支えており、移動手段(主に飛行機)の発達で、場所と場所、国と国は、どんどん近くなっています。

そんな中で、プレイス(場所)や国家を重視するのではなく、同じ階級・階層を重視して共同体を作る動きが出てくるのは、ある意味、自然なことなのかもしれません。

私たち日本人(日本という自治区に住む人間)でも、アフリカの貧困層の人たちが「私たちのために税金を払ってください」と言ってきても、寄付はするかもしれませんが、税金を払ってまでは助けようとしないでしょう。

同じ地球という星に住んではいるものの、自治区が違うからです。「同じ星に住む人だから税金で助ける」という感覚がないわけですね。

国という概念すら、そもそも持たなくなっているグローバルな富裕層の人たちは、そういった感覚で、富裕層の自治区を作っているのかもしれません。

「同じ国の人だから税金で助ける」という感覚がないわけですね。アメリカは移民の国だから、そうなりやすい、とも言えるでしょう。


A日本社会の今後とは?


階級や階層が違えば、住む場所が変わる・・高級住宅地とスラム街など、その例ですよね。

遠い将来、富裕層は月に自治区を作り、富裕層たちは月に住むようになり、地球には貧困層と、刑務所社会の層が残るようになる、そんな時代も、くるのでしょうか。

こういった話を聞くと「アメリカはひどいな。」と他人事のように感じますが。

恐いのは、数年前に貧困大国アメリカシリーズの最初の本を読んだときに「アメリカはひどいな。(でも日本人の私には関係ない)」と他人事のように感じたのに・・

数年たった今現在、日本にも{貧困・子供の貧困・女性の貧困・貧困ビジネス}とか{格差社会}とか{奨学金問題}とか{ワーキングプア・高学歴ワーキングプア}とか、当時は聞く機会がなかったニュースが増え始めていることです。

日本は、アメリカ社会の後を追っている」そんな話を聞く機会があります。

現在のアメリカの姿が、将来の日本の姿であるならば、上記のような話も他人事では、なくなっていくのかもしれませんね。

私たちは、いったい、どういった社会を作っていけばいいのでしょうか。

私たちは、
愛する対象の範囲を、どこまで広げるべきなのでしょうか?

自分の家族まで、でしょうか?

自分と同じ階級・階層の人まで、でしょうか?

同じ国に住む人まで、でしょうか?

それとも、地球全体に広げるべきなのでしょうか?

【愛する対象の範囲】愛とは何か?名言

さて、今回の記事も最後まで目をとおしてくださり、ありがとうございました。

感謝しています。


<参考文献>
★アマゾン★→(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)

世界の貧困問題の現状がわかる本3冊(コレを読んでおけば間違いなし!世界の貧困問題本編)でも紹介している貧困大国アメリカシリーズでは、今後、日本が向かうかもしれない社会の姿を垣間見ることができます。

日本もアメリカも経済大国ですが、たとえ経済大国であっても格差社会となれば、潤うのは富裕層ばかりで、庶民の私たちは貧困に苦しむことになるのかもしれません。

今後の日本社会が気になる方には、おすすめの本となります。

ちなみに年金があてにならない日本での老後資金については、一人暮らしの老後資金必要額をシュミレーションしたよ(老後の必要額)の記事が詳しいです。

また、格差社会や、階級社会の関連記事には、

資本家/投資家階級から労働者階級が搾取される仕組みは江戸時代から(格差社会と階級社会の真実)

日本の労働者階級を抜け出し富裕層になるには?2つの方法(労働者階級から抜け出る方法)

日本人が働きすぎる理由!戦国時代から続く過労死への対策(3つの原因)

があります。


〜追記〜
格差社会や階級社会とは、別の未来のシナリオもあり、それが
ベーシックインカムの未来です。

詳しくは以下の記事で。

人工知能に仕事を奪われた【労働なき未来】2050年の東京を歩く(AIが普及した後の世界の様子)

また、仙人たちは、資本主義ではなく、幸せ主義の桃源郷で生きています。

「桃源郷はどこにある?」資本主義の次【幸せ主義】で生きる仙人に聞いてみた


<writer 名無き仙人>


★よく読まれている記事★
【人気】高利回りソーシャルレンディング投資とは?仕組みを解説(超高時給の投資!私が投資する理由)

【人気】「初心者向け」少額から始める資産運用のやり方【おすすめ運用先】儲かるよ(儲かる資産運用の始め方)






バス男「愛する対象範囲の話って、どこかで聞いたような・・」


バス子「愛とは何か?名言(人生の繁栄は愛を広げること)の記事ね。」


仙人「関連記事としては、年金崩壊後は年金もらえない?(生活保護も破綻したら!?)や、インターネット投票選挙を反対する人の理由(政治が変わらない理由)もお勧めじゃよ。」


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