【中小企業の実情と大企業との違い】大企業と中小企業どっちの就職がおすすめ?


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優良中小企業に就職する前に

なぜ中小企業より大企業の方がホワイト企業が多いのか?
中小企業の実情と大企業との違いとは?就職/転職するならどっちがおすすめ?


バス男中小企業と大企業、働くならどっちがいいのかな?」


バス子「あら、バス男さんは仙人の【優良中小企業に就職する前に】の話、聞いていないの?」


「仙人様の【中小企業と大企業の違い】の話?」


「うん、仙人が言ってたんだけど・・」







〜中小企業の実情と大企業との違いとは?〜

1.優良中小企業に就職する前に

@既卒・新卒の中小企業への就職・就活・転職



統計によると、大企業より中小企業の方が離職率が高いそうです。

その理由は一言で言えば{
中小企業の方がブラックだから}となるでしょうか。

大企業より中小企業の方がブラック企業率が高いから離職率も高い

正社員の数が100人以下の
中小企業と、県職員や市役所職員の離職率を比較すれば、大差がでることでしょう。

では、
市役所職員になる人の方が我慢強いから離職率が低く、中小企業に就職する人は、忍耐力がない駄目な人が多いため離職率が高いのでしょうか。

この件は、現在、市役所に勤めている人と、中小企業に勤めている人とを入れ替えてみれば答えが一発でわかりそうです。

もし入れ替えを行ったら、以前、市役所に勤めており中小企業で勤め始めた人達の離職率が高くなり、中小企業から役所に移った人の離職率はグンと下がることでしょう。

仙人「結局、誰であっても、中小ブラック企業に就職したら辞めることになるわけじゃよ。本人の忍耐力や能力の問題ではないのぉ」

以前、
市役所に勤めており中小企業で勤め始めたAさんは、こう不満を言い中小企業を辞めていくかもしれません。

公務員を辞めて民間企業へ転職!後悔する?その後の話(公務員からの転職メリット/デメリット)

給料が低いばかりか、将来の給与額も不明だし、退職金も少なく有休は使えず休みも少ないし、仕事では無理な仕事を押し付けられるし、辞めずに残っている少数の古株の社員が威張っていて人間関係も面倒だし、まだ仕事を覚えていないのに人員不足から責任の重い役職につかされ、役職の手当ても少なく、結局会社が儲かっても潤うのは創業社長一族だ。

また勤め先の社会的な評価も低いため
会社名を言っても、仕事においてもプライベートにおいても信頼してもらえない異性にもモテないし5年後10年後20年後に会社が存続しているかも怪しい。いつリストラにあうか・・こんな会社、ストレスばかりで明るい将来が見えないから辞めてやる!」

一方で、
中小企業から役所に移ったBさんは、ホクホク顔で喜んで言いました。

就活!公務員と民間どっちがおすすめ?国家は最強の大企業です(公務員が最強の理由)

「給料は高いし、昇給のペースも把握でき将来の給料がわかるから将来設計もたてることができ、また退職金も年金も多く、有休もつかえるうえに休日は多く、仕事では適正人員のため負担も少なく、無理を強いられることもなく、皆が定年まで働く前提のため仲間意識が高くて人間関係も問題が少なく、仕事を覚えるまでは無理に役職につかされることもなく、仕事を頑張れば、それは市民のためになる。

また市役所勤め・公務員というだけで信頼してもらえる。異性にもモテる。将来の倒産などの心配もしなくていい。
こんなホワイトな仕事、絶対に辞めたくないな。」

つまり、です。

新卒時にホワイト大企業や公務員に就職できなかった、いわゆる負け組が、「仕事を辞めたい。辛い。」と苦しむのは、離職率が高いのは、当人たちに忍耐力がないからではなく、
勤め先が中小企業だから・ブラック企業だから、なのかもしれません。

逆を言えば、新卒時にホワイト大企業や公務員に就職できた、いわゆる勝ち組が、離職率が低いのは、当人たちに忍耐力があるからではなく、
勤め先がホワイトだから、なのかもしれません。

離職率は本人の能力や忍耐力に原因があるわけではない。
離職率は職場環境に起因する。
そして大企業より中小企業の方が離職率が高い。


仙人
離職率が全てじゃよ。結局、離職率が大企業の方が低いのじゃから、統計上、大企業の方が中小企業より働きやすいわけじゃよ」

バス子大企業と中小企業どっちに就職すべき?って選べるなら、大企業の方が確率論的には合理的ね」

一般論的に、やはり学生はホワイト大企業や公務員を目指すべきなのかもしれませんし、中小企業にしか就職できずに「仕事を辞めたい。辛い。でも、大企業に就職した友人のAや公務員のBは私のような深刻な愚痴を言っていない。私の忍耐力がないのが駄目なんだ」と苦しんでいるなら、それは
自分の能力や忍耐力のせいではなく、会社環境・職場環境・労働環境が悪いから、だとも言える側面があるのかもしれません。

そういった意味では、中小企業で働く場合は「自分に能力がないから勤まらないんだ。忍耐力がないから辞めたくなるんだ」と自分を責めるのは間違いで、責めるなら「あ〜ぁ、新卒時にホワイト大企業に就職できなかった自分が悪いんだ」と責めるべきなのかもしれません。

労働環境の良し悪しは離職率に現れる。
統計的に中小企業の方が離職率が高いため、大企業と比較すると中小企業の方が労働環境が悪い場合が多いと予想できる


では、具体的に中小企業のデメリットは、どんなことがあるのでしょうか。

今回の記事では、中小企業と大企業の違いについて見てみたいと思います。



A優良中小企業に就職するメリットとデメリット
中小企業と大企業の違いには、以下のような特徴があるのかもしれません。

@離職率が高い


中小企業はビジネスの基盤的にも財政的にも余裕がないため、職場環境が、どうしてもブラックになりがちであり、職場環境がブラックであるため離職率が高い特徴があるようです。

ビジネスの基盤が貧弱で
内部保留も少なく財政的に余裕がないため、ぎりぎりの人員で会社をまわしがちであり、社員には無理なほどの仕事を命じ、人を育てていく余裕も体性もなく・・

社員の犠牲のもと、かろうじて利益がでている中小企業もあり、<社員の犠牲のもと利益をだす会社>は(規模の大小は問わず)ブラック企業であるため、中小企業はブラック企業になりがちなのかもしれません。

なぜブラック企業はすぐ辞めるべきか【「耐える」はその場しのぎ】問題は会社ではなく「転職先がない自分自身」対処法も


Aすぐに役職がつく


そもそも、ぎりぎりの人員で会社をまわしているため人不足であり、離職率も高いため、経験も実力も乏しい
20代で役職者になったりと、すぐに役職がつく特徴もあるようです。

また役職はつくものの
給料はほとんど上がらず仕事と責任ばかり増え、良いことがないのもブラック中小企業の特徴だと言えそうです。

経験も実力も乏しい20代のうちに、無理やり役職に就かされ、給料は増えないのに、こなすのが難しい仕事と、重い責任が増えれば、「
この安い給料で、この過酷な仕事内容なら、割に合わない」と誰だって辞めたくなるでしょう。

そして人が辞めていき、また新たに採用した人を早期に役職者にして・・・と人が入れ替わる、悪くいえば人を使い捨てする悪循環が存在するのがブラック中小企業の特徴なのかもしれません。

ブラック企業の特徴と見分け方!私の実体験【就職してしまった場合の対処法4つ】「耐える」はその場しのぎ

人を育てる余裕も体制もないため、いきなり責任の重い仕事を押し付けられるせいで離職率が高いならブラック企業の可能性あり。


B異動がないため人間関係が固定化



大企業であれば定期的に人事異動が行われますが、正社員数が300人以下、100人以下のような中小企業では、
欠員補充的な人事異動しか行われず、人間関係が固定化されやすい傾向にあるようです。

そのため、職場内に苦手な人がいれば、または上司が苦手な人だと、
ずっと苦手な人と一緒に働くしかなく「仕事を辞めるか。続けるか。」で悩むことになりがちなようです。

また
転勤で、行きたくない場所に行かされたら、その後、戻ってこれるのがいつになるかわからないのも、人事異動が少ない中小企業のデメリットと言えそうです。


Cワンマン経営/同族経営


会社を拡大していくか?、または現状維持するか?などは、ひとえに、創業社長の意向次第なのが中小企業です。

会社は、トップが拡大を目指さない限り、自然には拡大していかないからです。

そのような意味では、中小企業が大企業にはならず、中小企業のままでいるのは、「大企業になれないから」というよりも「社長が拡大を目指していないから」とも言えるのかもしれません。

拡大を目指すなら、銀行から借り入れを行い同業他社を買収していったり、新規事業に参入したりと、方法はいろいろとあるからです。

それなのに
拡大をしておらず中小企業のままであるなら、社長が、自分の思うとおりに会社をコントロールしたいと思っているからだとも言えるのかもしれません。

大企業になればなるほど、社長のコントロールが及ばなくなり、社長のわがままや自己満足が会社内で行えなくなっていくからです。

つまり、
中小企業では、社長が、会社を自分の意のままにコントロールしたいと思っており、また、社長が、自分のわがままや自己満足を会社で行いたいと思っているのかもしれません。

だからでしょうか。

中小企業では、ワンマン社長1人が元気で、その他の社員は、社長の顔色を伺う、大人しいイエスマンばかりが会社に残ることになりがちなようです。

仕事が出来なくても社長に気に入られた人が可愛がられ会社に残り出世していく・・・そして離職率が高いせいでビジネス拡大のチャンスも逃す、、、そのため会社の業績も上がらず、中小企業は中小企業のままなのでしょうか。


D同族経営


また、中小企業では創業社長一族が役員や株主であることも少なくないようです。

そのような会社を中小のままにしている社長は、つまり、
自分が苦労し1から作り上げた会社を社会全体のもの、社員皆のもの、にしたくはなく、自身や自分の一族のもののままにしておきたい考えがあるのかもしれません。

大企業になればなるほど社会的な責任が増え、会社は社会のもの・社員のものになっていくからです。

いわば、
会社を中小のままにしておき、役員や株主に創業者一族をつかせている会社は、会社を一族繁栄の私物にしており、社員の幸せよりも、一族の繁栄を重要視している会社なのかもしれません。

そのような
中小企業では、社員は創業者一族の繁栄のために働く労働者とも言える側面もあり、社員としては働くモチベーションが湧かず、そのため辞めていく人も多く離職率も高くなってしまう傾向があるのかもしれません。

自分が無理な仕事を押し付けられつつ頑張って働いても、
結局、潤うのは創業者一族になるならば、頑張って働く気もおきなくなりますよね。

仙人「会社は社員のもの!という風潮もあるが、中小企業は創業社長の私物じゃからのぉ。公務員や大企業との大きな違いじゃのぉ」


B大企業と中小企業の違い?優良中小企業に就職するメリットとデメリット


社員数の少ない
中小企業は、会社のていをもちつつも、結局は創業社長や創業者一族の私物であり、私物だからこそ、内部規律も曖昧で、雇った人を大切にし育てていこうとする人材を育成する体制が不十分であり、離職率の高さからチャンスを逃し業績も上がらず、業績が上がらないから社員の待遇も良くならず、また離職率が高くなり・・・と好循環に入っていけない側面もあるのかもしれません。

ITなどは典型的でしたが、時流に乗ったビジネスに取り組むことができれば、会社はある程度は売上面でも社員数の面でも拡大していくことができるものの、
会社が創業者の私物である限りは、離職率は高いままで業績は伸びていかず、一定の規模で成長が止まってしまい、時流の変化も相まって、あとは右肩下がりとなっていく傾向があるのでしょうか。

業種はなんであれ業績が伸びている
ベンチャー企業に就職する場合は、会社が創業者の私物になっていないかどうか?も、きちんとチェックすると良さそうですね。

優良ベンチャー企業の選び方/探し方!私の経験談も!就活/転職編(ベンチャー企業の見分け方)

また、中小企業では、その会社で働く何かしらのメリットがあるなど理由により辞めずに耐えることのできた
少数の仕事人間の古株社員と、楽なポジションに居座ることができたため辞めていない少数の古株社員と、その他、多くの勤続年数の浅い社員とで構成されている場合も少なくないようです。

そして求人で新人をリクルートするのは少数の古株社員たちであり、学生や面接者からすると、長く勤めている人がいるホワイトな企業に見えますが、内情は違っているため、「
ここ5年で、何割の社員が辞めたか?」など離職率について質問をするようにすると良いかもしれません。

ブラック企業の見分け方!私の知ってる面接質問編(面接でブラック企業を見抜くコツ)

求人票の待遇面や会社のホームページを見ても実情はわからない!と言えそうです。

表は着飾ることができるからでしょうか。

実情は、
素直に「離職率」に現れる傾向があるようです。

離職率の高い中小企業の場合、多くの人が耐えきれずにやめていくのであれば、自分が就職しても「耐え切れずにやめるorなんとか耐えるか、もしくは辞めるかで悩み続ける」になる可能性が高いと判断するのが客観的な判断だといえそうですね。

世の中には優良中小企業もありますが、求職者である部外者が、
外から「優良中小企業かどうか?」を判断するのは難しいし、中小企業は、社長や幹部社員の退職などで、一気に会社の雰囲気も変わってしまうので、「いつまで優良中小企業であり続けるか?」も不明瞭ではあります。

優良中小企業はあるけど、カリスマ社長など特定の人物のマンパワーで支えられている特徴があるので「いつまで優良中小企業であり続けるか?」は不明。

さて、今回の記事も、最後まで目をとおして下さり、ありがとうございました。
感謝しています。


〜追伸〜


優良中小企業に就職する場合でも、大企業に就職する場合でも、
エントリーする企業の選択肢は多い方が良いですよね。

中小企業にもブラック企業もあればホワイト中小企業もあるし、大企業にだってホワイト大企業やブラック大企業があるからです。

また、就活や転職活動をするうで、最近では、役立つ就活サイトや、転職サイトも増えてきていますので、それらも活用すると、より幅広い企業から選ぶことが可能となるようです。

ちなみに、
職安で就活・転職活動をするとブラック企業に当たる確率が高くなる裏の理由があります。

これらの話についての詳細や、役立つ就活サイトや、転職サイトに関しては・・

@職種別!おすすめ転職サイトの紹介と説明(職種別!お勧め転職サイトはコレ!)

A既卒やフリーターにお勧めな就職サイトはコレ(既卒やフリーター専用の正社員就職サイト)

B就活しない人のその後!就活しなかった私が後悔した理由(就活生にお勧め就活サイト)

の記事が詳しいです。


なお、そもそも
勤め先の会社に依存しないキャリア構築の仕方については、以下の記事で。

価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる/転職先ある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」

<writer 名無き仙人>


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バス男「中小企業と大企業か〜。」


バス子「上記は一般論だから、全ての中小企業や大企業に当てはまる話じゃないわ。1つ1つの会社をきちんと精査することは大事よね。」


仙人「関連記事としては、給料が高い年収が多い仕事の探し方!正社員編(月20万円の事務職の方が月30万円の営業職より給料が高いカラクリ)や、月曜朝が仕事で憂鬱!解消(我慢して仕事を続けながら状況を改善していくコツ)もお勧めじゃよ。」


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