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教員の給料が安い理由3つ
■教員の給料が安い理由3つ
教員の給料は仕事内容と比べると高くない理由。
バス子「ねえねぇ、バス男さん。教員ってお給料は高いのかな？私、教師になりたいんだぁ。」
バス男「バス子ちゃんは、教員になりたいんだ。・・教員は良いよねぇ。営業もないし、ノルマもないし。ただ、子供と遊んで授業しとけば、給料を貰えるんだから。」
バス子「って、みんなそう言うけど、実際のところはどうなのかな？教員の給料の手取りはいくらくらいなのかな？」
バス男「う～ん。僕もそんな詳しいことは知らないなぁ。・・じゃあ、元中学校教師の仙人様に【教員の給料のリアル】でも聞いてみれば？」
バス子「仙人の【教員の給料は安い？】の話かぁ・・・・」
～教員の給料は安い理由３つ～
1．中学校教師の手取り収入額とは？
①教員の給料と平均給与のマジック
現在の若い世代の多くは、平均給与以下の給与である場合が多いようです。
日本の給与形態が、年功序列賃金だからでしょう。
そしてそれは教員も同じなのです。
小学校教員、中学校教師、高校教師であろうと、同じです。
インターネットで教員の平均給料を調べると、７００万円代と、高い額が紹介されていますが、それは平均給料額なのです。
現在、教員採用試験に合格しており、正式な地方公務員の教員として働いている教師達は、高齢化が進んでいるようです。
特に都会以外の地方では、若い教員の方は、教員採用試験に合格していない臨時講師である場合も多いようです。
２０代の頃はずっと臨時講師で、３０歳～３３歳～３５歳になって、やっと正式な教員になれる人も少なくありません。
臨時講師の間は、１年契約ですので派遣社員と同じです。
給料も高くありません。
１年契約の臨時教師である私の手取り収入は月１０万円代でした。
また、私が中学校の臨時教師をした時は１年契約でしたが、なぜか１日だけ日数が足りず、１年で臨時教師を辞めた後は、失業保険すら貰えませんでした。
来年の職があるか？が、わからない状態で、尚且つ、安月給です。
それで３３歳になって、やっと正式な教員になったとしても、生涯年収は多くなさそうです。
２２歳から３３歳まで、約１０年間の臨時講師時代は、給料が低いからです。
・サラリーマンの手取り額生涯年収の計算方法（生きている間に、とにかく手取り収入額で1億6000万円を稼げばいい）
さて、正式な地方公務員の教員には、４０代以上の年齢が高い、勤続年数が経過している方々も多いようです。
つまり・・給料の安い若者教員よりも、給料の高い中高年教員が多い中、平均年収を算出するため、平均年収が高くなっている側面もあるのかもしれません。
小学校や中学校の教員の給料が安い理由→年配の先生が平均給与額を上げているだけだから。
だからこそ、教員の平均年収は７００万円を超えているのですが、若者教員の給料は、特別に高いわけでもなさそうです。
初任給は手取り１０万円代でしょう。
私が臨時の教員として働いた時は基本給１７万円に、その他、少し手当てがついただけでした。
また、教員は残業代がつかないようです。
教員という職種には、そもそもタイムカードがないのです。
残業代がないのに、特に中学校教員は部活動というスポーツ活動のため、部活動顧問として、サービス残業、サービス休日出勤をすることになる場合もあるようです。
特に、若い教師ほど・・です。
連日、朝は７時台に学校に行きます。
本当の勤務終了時間は１７時くらいなのに、その後、サービス残業として毎日、部活指導をしていました。
夜は１９時過ぎまで部活動のため、帰ることができません。
土日も、部活指導のためにサービス出勤です。
そこまで働いているのに・・月間の残業時間は４０時間～５０時間となっているのに、残業代が一切、つかないため手取り収入は１０万円代です。
時給換算すると「教員の給料は低い」と言えそうですよね。
・時給の高め方【仕事と作業の違い、知ってる？】高度な作業しても時給は3000円で頭打ち！時給1万円以上稼ぐには
若い教員の給料は時給換算すると安い。
特に部活の顧問をする中学校教師や高校教師の場合。
時給換算で考えると、同じ公務員でも、市役所の職員などの方が高そうですね。
仙人「役所の公務員の方が残業代がでるから時給換算すると時給は高くなるのぉ」
また、仕事内容も教員は特殊だと言えそうです。
何十人もの子供の命や、将来を預かる責任の重い仕事です。
クラスに１人くらいはイジめられて不登校になる生徒や、問題行動を起こす生徒がいることが多いです。
イジめられて不登校になる生徒がクラスにいたら、担任教師として、常に、その子のことで悩むことになりますよね。
「自分が悪いんじゃないか」と自分を責めることもにもなりそうです。
保護者からのクレームや批判、無理難題などにも対処しながら、テストでも良い点をとらせつつ、同僚の教員とも上手く付き合いながら・・大変な日々です。
それら重い問題や重い責任を抱え込みながら、サービス残業を続ける・・それが私の知っている教職という仕事のリアルです。
民間会社でも働いたことがあるし、自営業者としても働いていますが、教職が、最も大変で難しい仕事・・金（給料）のためだけでは続けられない仕事だと個人的には感じます。
そして、公務員の中では、教員という職種は、病気（精神的な病気含む）による休職が最も多い職のようです。
教職は大変ですよね。
・教師になるには？教員の年収と離職率「私の手取りは月10万円代でした」教職は大変【会社員よりやりがいある職業】です
★合わせて読みたい★
なぜ、本当にやりたい仕事に就けないのか？その理由を知っていますか？
私は観念の書き換え後に、知ることになりました。
詳しくは、以下で。
・私の仕事観【給料は我慢の対価】楽しく働くことに罪悪感をもった過去を癒した時の話
～追伸～
学校の先生は、身近な存在で「教師として働く」はイメージしやすいこともあり、教職は人気な職業の１つですよね。
しかし、教員採用試験に受からない限り、１年契約の臨時教師となり、臨時教師は給料が安い現実があります。
もし、ずっと教員採用試験に受からなければ、３０歳なのに１年契約の仕事をしていて、「来年、仕事があるか、わからない」という不安定な状況となるわけです。
おまけに給料は安いわけですね。
これでは男性の場合、結婚も難しいですよね。
実際、そういった先生もいたし、それは珍しいことですらないようでした。
そういう意味では、教職以外の選択肢・・一般企業への就職も知識程度には知っておいて損はないかもしれませんね。
私は教職も一般企業の社員の仕事も経験させて頂けましたが、企業の社員としての仕事も、給料や休日などの待遇も、悪くないよ！という感じです。
むしろ教職はブラックですものね。
仙人「厳しい時代を生き抜く転職先のある価値ある人材になる方法は、以下の記事でのぉ」
・価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる/転職先ある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」
一般企業への就職や転職に関しては・・
①職種別！おすすめ転職サイトの紹介と説明（職種別！お勧め転職サイトはコレ！）
②既卒やフリーターにお勧めな就職サイトはコレ（既卒やフリーター専用の正社員就職サイト）
③就活しない人のその後！就活しなかった私が後悔した理由（就活生のお勧め就活サイト）
などが詳しいです。
ちなみに。
教職に関しては、以下の記事が人気です。
①教師を辞めたい？教員から転職！体験談（教師から会社員になった体験談）
②教師に向いている人の性格的特徴は「圧倒的な人間力」（教職に向いている人の特徴）
③教師に向いていない人の特徴！辞めた私の教職体験談（先生に向いていない人とは？）
④教師を辞めた「その後」の仕事！知人５人のパターン（教職を辞めた後の仕事とは？）
＜writer 名無き仙人＞
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バス男「教員って若いうちは給料は別に高くないんだね。」
バス子「公務員はみんなそうよ。」
仙人「公務員は、年功序列式に給料が上がっていくからのぉ。関連記事としては、22歳で結婚は早い？（25歳で恋愛や結婚のルールが変わる）や、21歳の大学生がやるべきこと就職編（社会に存在する階層・階級）もお勧めじゃよ。」
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