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教員採用試験に受かる志望動機の書き方
■学校の先生になりたい理由は?正しい志望動機の書き方
教職の志望動機の書き方や例文、面接について。
バス子「バス男さん、あのね・・私、実は教師になりたいの。」
バス男「へ〜バス子ちゃんは教員になりたいんだ。教師になりたい志望動機はなに?」
バス子「え〜、だって・・教師って素敵じゃない?子供の成長に関われるし、私は子供が好きだもん。だから大学も教育学部に行ったのよ。」
男「ふ〜ん。そういえば教育の実際の学校現場は、皆の想像と違う部分もあるらしいよ。」
子「ふ〜ん。じゃあ私も、元中学校教員の仙人の【教師・教員という職業の実態】についての話を聞こうかしら。」
〜教員の志望動機の書き方!教師・教員という職業の実態〜
1教師・教員の志望動機を書く前に・・
@教職の実際のところ
仙人「教師は公務員なので目指しました!が透けて見えると志望動機として弱いのぉ」
安定職の公務員になりたいだけなら、事務系公務員の採用試験を受けてくれ!が教育現場関係者、及び、教育委員会の本音でしょう。
教員採用試験に合格した後、きちんと教師として続けていける人を採用したいからです。
お金のために、できる仕事ではないのが教職です。
仙人「公務員の中で、ずば抜けて病気による休職が多いのが教員じゃよ?残業代もでないブラック職場じゃからのぉ。熱い「教師になりたい理由」がないと務まらない仕事じゃよ」
私は1年で教師を辞めました。
教職は、自己犠牲を伴う覚悟のいる職業だったからです。
仙人「教員の志望動機には【覚悟】がいるのぉ」
A私が体験した教職のリアル
教職は、子供達の成長に関わる仕事ですし、細かい事務仕事はないし、営業や接客もしなくて良いし、子供に勉強等を教えるのが仕事で、尚且つ身分は公務員として手厚く守られ、給料は高くて素晴らしい仕事だ!・・という評価もあるようです。
最近は子供も言うことを聞かないし、親もうるさいので、そこまで夢のある職業ではないと認識されてもいますが、それでも教員を志望する人は多いですよね。
そんな教員を志望している教育学部の大学生は、志望動機を書く前に教職の実態・教師の仕事内容の実際のところを知りますと、より良い志望動機を書くことが出来るようになるのかもしれません。
現在、公務員の中で圧倒的に、精神的に病んで休職している方の人数が多い職業が教師です。
せっかく教員採用試験に受かって公務員になれたのに辞めていく人も少なくありません。
教職の実体とは?
A教師の給料・給与等待遇面 〜教師・教員の志望動機〜
年功序列賃金の教師の給料は勤続年数とともに上がっていきます。
教員は県職員になりますから、県から給料が支給されます。
初任給は20万円程度です。
他の地方公務員である役所の事務職員などと比べると給料が若干高いようです。
教師には教員特別手当というものが付くのですが、その金額は年々減少傾向にあるようです。
勤務地が山奥の場合や離島などの場合は、へき地手当てとして月1万円ほど加算されます。が、そのへき地手当ても年々減少傾向にあるようです。
交通費や家賃補助などは支給されます。
しかし教師には残業代が支給されないのです。
教員にはタイムカードというものがありません。
教師は朝出勤簿に押す印鑑のみが経理的な証拠として給料が払われているようです。
教師の本来の勤務時間は、朝8時から午後4時半までの8時間であるようですが、午後4時半には帰ることが出来ないことがほとんどのようです。
サービス残業をしないといけないのですね。
中学や高校の場合は、部活動の指導として夜7時や8時くらいまで学校に残って生徒の面倒を見ないといけないのに、残業代は、支給されないのです。
授業の準備やテストの準備、行事の準備や参観授業の準備などで仕事が終らない場合は、遅くまで残って仕事をしたり、休日に出勤して仕事をしたり、家で仕事をしたりするわけですが、そのような仕事も無給です。
土日に部活動の練習や大会で出勤した場合も、まったくの無給のようです。
若い中学・高校の先生は部活動の顧問を担当することになり、土日も休めず無給で生徒の面倒を見ないといけないようです。
高校の体育教師などは特に、部活で土日も毎日出勤することになりますが、それでも手当ては、つかないようです。
「教師は土日祝日が休みだから良いよね。」という考えで教職に就くと、後で不平・不満を言うことになるかもしれません。
中学校・高校の教員は部活動等で土日も学校にいかないといけませんし、小学校教員でも、なにかと土日に学校にいかないといけないこともあるようです。
また、日教組の組合活動も土日にある場合もあります。
私は半強制的に参加させられていました。
教職を続けるか不明な臨時教師なのに、です。
平日の夜にある場合もあります。
それらも、休日手当てや残業代は支給されないようです。
教師・教員は、表向き土日休みの職業ですが、特に部活顧問をすることになれば、いつも土日はゆっくり休めるわけではなくなるのですね。
また、「教師は夏休みや冬休みがあって良いよね。」と、世間一般的には思われていますが、教師は春休みでも夏休みでも、普通通りに出勤しなければなりません。
さらに中学校や高校では、夏休みや冬休みも生徒が部活や行事準備や補習などで学校に来ます。
なのであまり長期休みは関係がないのです。
そして、教師は有休も簡単には取れません。
小学校では担任の先生が休むわけにはいかないので有休はとりにくいようです。
中学校や高校の場合でも、自分が有休で休むと、年間と週間の授業計画が狂いますし、自分が休んだ分、他の先生の負担が増加しますので、有休はとりずらいのです。
私の経験上、よっぽど民間企業の方が有休を取りやすいですね。
また学校の先生方には、「人間は皆平等」という思想の元、先輩が後輩に奢るという文化があまりないようで・・、若いうちは飲み会の出費が大きな痛手になるでしょう。
教職は、学校の飲み会や組合の飲み会など、飲み会は多いですから、飲み会代でお金はどんどんなくなっていくかもしれません。
一生懸命働いてお金を稼いでも、週末の飲み会のせいで、若いうちは自分で使えるお金はあまり残らない面も、あるのかもしれません。
仙人「「飲み会も仕事だから」と先輩教師に言われたが、飲み代も仕事費用として差し引くなら、手取り収入は、さらに減るのぉ」
C教職の実態 〜教師・教員の志望動機〜
小学校、中学校、高校と学校問わず、教員になりますと、若いうちは、同じ学校や同じ地域の周りの先生方とも人間関係を構築していかないといけませんし、生徒は「若い先生だから」と舐めてかかってくる場合もあるようです。
さらに辛いところはどんなに一生懸命子供のために頑張っても、それが子供に伝わらない場合もあることかもしれません。
子供のことを思って、一生懸命、授業や部活や行事の準備を行っても、生活指導や授業やその他の指導を頑張っても、その教師の頑張りは、子供には伝わらないこともあるのかもしれませんね。
小学生の場合は子供すぎてわかりませんし、中学生・高校生は反抗期ですし、彼らは自分のことや、友達のこと、そしてクラスの好きな異性のことしか頭にありませんから、教師の頑張りなんて気がつかない場合もあるようです。
子供のうちは、大人が自分のために頑張ってくれていることが、わからないですものね。
そのため、どんなに子供のために頑張っても、報われないこともあるかもしれません。
子供達に「先生は君達のために、昨日も無給なのに休日出勤して今日の準備をしてたのに、君達の今日の態度はなんだ!?失礼ではないか?」と怒るわけにもいきませんしね。
見返りを期待しての、子供のための頑張りならば、長くは続かないのかもしれません。
また、子供との人間関係はもちろんのこと、同僚の教師との人間関係や同地域の学校の先生との人間関係、それに親との人間関係や、地域の人達との人間関係もありますから、どこかですれ違いなどにより、人間関係のこじれが生じることもあるでしょう。
どんなに最善を尽くしていても、一方的に相手から悪く言われることもあるかもしれません。
教師・教員の仕事の実態には、このような面もあるのかもしれません。
そして、教員採用試験を行う教育委員会側は、このような現場の実態を知っていますので、教員・教師を目指す志望動機には、給料面や待遇面以外の「教師をやりたい熱い想い」が、特に必要なのかもしれません。
「楽して、良い給料が欲しい!」という場合、教師をするより事務系公務員の方が向いているからでしょう。
教職は、給料面や待遇面以外の志望動機・・「教師をやりたい熱い想い」がないと、続かない職業でもあるのですね。
教育現場の現実を知らず、夢見る人間を採用して、すぐに現実に幻滅して辞めていくこともあるようです。
新卒で採用されて3年以内で辞めていく教師は全国的にも少なくないようです。
こういったことがあり、教員採用試験を行う教育委員会側は、「この人は、給料面や待遇面に惹かれて教職を希望しているのか?それとも「教師をやりたい熱い想い」があるから、教職に惹かれているのか?」を、よくチェックしていることでしょう。
教師・教員の志望動機には、給料面や待遇面以外の志望動機・・「教師をやりたい熱い想い」が必要なのかもしれません。
〜追伸〜
高校や中学校、小学校と学校問わず、教師や教員になることが出来れば、公務員になれるわけなので安泰ですよね。
ただ、教員時代に見た中では、なかなか教員採用試験に受からず、ずるずると年齢だけを重ねてしまう方もいるようでした。
特に男性の場合は、臨時教師の場合、1年契約の契約社員のようなものなので、「結婚ができない」という問題があり・・
ずるずると臨時教師をしており年齢的に「今さら年齢的に企業への転職も厳しいし、かと言って教員採用試験にも受からないし、将来どうしよう?結婚もできない」ということで、悩む場合もあるようです。
臨時教師は1年契約の契約社員のようなもの。
教員採用試験に受からないと、1年毎に、どんどん将来がヤバくなっていく。
そのため、教員採用試験を受けつつも、横目で一般企業への就職や転職も意識しておくと保険ができて、教員採用試験にもプラスとなりそうです。
教職も素敵ですが、一般企業の待遇や仕事内容も悪くないよ!というのが、両方、経験した個人的な感想です。
教員は、一般企業と比べても、仕事内容や待遇はブラックだと個人的には感じています。
教職に強い{やりがい}や{楽しさ}を感じているなら、ペイできますけどね。
企業への就職や転職に関しては・・
@価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる/転職先ある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」
A職種別!おすすめ転職サイトの紹介と説明(職種別!お勧め転職サイトはコレ!)
B既卒やフリーターにお勧めな就職サイトはコレ(既卒やフリーター専用の正社員就職サイト)
C就活しない人のその後!就活しなかった私が後悔した理由(就活生にお勧め就職サイト)
が詳しいです。
<writer 名無き仙人>
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バス男「教職も大変な面があるらしいなぁ。」
バス子「どんな仕事でも、大変な側面はあるわよね。」
仙人「アルバイトでの志望動機は、「飯を食べていくためにお金が必要だから働く。」という志望動機でもOKなのじゃが、教師はそれでは駄目なのかもしれぬのぉ。食べていくお金を稼ぐだけなら、他にも仕事はあるからのぉ。お金目当てで教師になった人は辞めていく率が高いため、志望動機に「給与面や待遇・安定性以外の教師を目指す理由」が必要なのかもしれぬのぉ。」
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