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株スイングトレード手法入門
■株式投資のスイングトレードの手法/入門編。スイングトレードのやり方・方法・コツ。短期投資・中期投資。資金量と期間
■株スイングトレード手法入門
スイングトレードのコツ。
バス男「はぁ～、株のスイングトレードで勝てるといいんだけど・・」
バス子「株のスイングトレードで勝てたら、財布的にも助かるわよね。」
バス男「うーん。【株スイングトレードのコツ】を知りたいなぁ。」
バス子「じゃあ【株スイングトレードのコツ】について、仙人に聞いてみれば？」
バス男「仙人様の【株スイングトレードのコツ】かぁ・・。」
～株スイングトレード手法入門～
１．株スイング取引の極意
①重要な３要素
株の投資期間別のコツにあるとおり、株式投資には株の保有期間別に、主に３種類の投資手法があります。
①デイトレード
②スイングトレード
③長期株式投資
の３つの手法です。
今回は、スイングトレードについての説明となります。
スイングトレードは買った株を２日～１週間程度保有する取引です。
デイトレードは日中にパソコン画面を見ることが出来る人にしか行えない取引手法であるため、普通の人・・サラリーマンや学生、主婦などの個人投資家の大半は【スイングトレード】、【長期投資】のいずれかで取引を行っているものです。
【長期投資】は気長に待つこととなり、「株の取引を楽しみたい！」という人にとっては退屈なため、株好きな個人投資家は【スイングトレード】を行っている人が多いようです。
さて、スイングトレードには重視すべき３つのポイントがあるようです。
その３つのポイントをしっかりと押さえ、スイング手法を行うことが大切！とも言えそうです。
②株スイングトレードの３つのポイント ～株スイングトレード手法入門～
スイングトレードで重視すべき３つのポイントとは、
①地合い
②ファンダメンタル（企業分析）
③テクニカル（チャート）
まず①地合いです。
この①地合いが最も重要と言えそうです。
極端な話、相場の地合いさえ正確に読めれば、企業分析やチャート、板情報など無視しても、かなり高い確率で勝つこと/利益を出すことができそうです。
例えば・・
今日が金曜日だとします。
金曜日の取引時間終了時に株を保有している場合、土日をまたぐことになります。
仮に土日に何か大きな人災・天災などがあった場合、月曜日には株価が急落することとなります。
ですから、金曜日は取引終了時間（15:00）にかけて「株を土日の間に保有していたくない！」と考える人達が売り始め、他の日よりは株価が下がる傾向にあります。
そして、｛相場の地合いを正確に読める｝とします。
どう考えても来週は個人投資家・外資・機関投資家達、皆が買いに走るため株価は上がりそうです。
世界的に見ても、多くの市場では来週は株価が上がっていくでしょう。
そのため、金曜日の取引終了時間（15:00）間際に、値段が下がっている株を、銘柄選びもテキトーに、チャートすら見ずに、１０銘柄買いました。
週が明けました。今日は月曜日です。
予想通り、今週は世界のどの市場でも株価が上昇しており、日本の株式市場も同様に上昇しています。
個人投資家・外資・機関投資家達、皆がバンバン買っていき、株価がグングン上昇しています。
全体的な地合が良いため、資金は多数の銘柄にも入ってきており、一見、パっとしない銘柄も、全体につられて「買い」が入り株価が上がっています。
まさに株式市場はポカポカ陽気です。
・・今日は木曜日です。
月曜から少し調整はあったものの、さらに株式市場の勢いは止まらず、過熱感すら感じるのですが、それでも強く・・だいたいほとんどの銘柄が、先週の金曜日に比べれば株価が上がっている状況です。
さて、先週の金曜日に、銘柄選びもテキトーに、チャートすら見ずに買った１０銘柄の含み損益を見てみましょう。
「おっ！・・良いですね。」
６銘柄は株価が上がり含み益が出ています。
その内２銘柄は、かなり値上がっていました。
２銘柄はほとんど変わらず・・です。
そして残り２銘柄は、買った時（先週の金曜）より少し株価が下がり含み損が出ていますが、相場全体が強いため、下げ幅も少しであり気になるほどではありません。
トータルで見ると、テキトーに買ったにも関わらず、だいぶ利益が出ました。
今日は木曜日ですし、もう十分に利益も出ており、来週は地合いが軟調に推移しそうであるため、ここらで売り利益を確定しましょう。
このように、地合いさえ正確に読めれば、銘柄選び等は上手くなくても勝てるものなのです。
逆に、企業分析やチャート分析が上手でも、地合いを読み間違えると、スイングトレードでは、なかなか利益を出しにくいようです。
１番重要なのは地合いを見極めることなんですね。
完全に地合いを見極めることは不可能ですが、地合いにも、その時期、時々によって「読みやすい時期」と「読みにくい時期」があり・・
地合いが「読みにくい時期」には、無理して取引しないのも、１つの選択肢と言えそうです。
｛よくわからないものに投資する｝は、ギャンブルですから。
そして地合いが「読みやすい時期」に・・自分の読みに自信をもてる時期に、取引したいものです。
この相場の流れを読む技術は、勉強するのはもちろん、長く株式相場の世界にいることによって身についていくようです。
毎日取引する必要はありませんか、毎日、少なくとも週に１回は、簡単な相場のチェック・・為替、日経平均、ＮＹ市場、監視銘柄・・これらの簡単なチェックを続けていると、少しづつ相場の雰囲気や流れが読めるようになっていくようです。
次に②ファンダメンタルです。
たとえ株の保有期間が短いスイングトレードであっても、何が起こるかわからないのが株式市場ですから、業績の悪い会社の株を購入することはなるべく避けたいものです。
業績が悪い会社は、急に悪材料などを発表し、予想外に株価が急落したりする可能性があります。
何度もスイングトレードを行っていると、運の悪いときにはそのような急落に巻き込まれることもあるものです。
ですので、なるべくならばファンダメンタル分析もきちんと行い、業績の良い企業の株の売買を行いたいものです。
詳細は株ファンダメンタルズ分析（優良企業の見極め方）にて。
最後に③テクニカル（チャート分析）です。
良い地合いが予想され、ファンダメンタルにて優良企業を選び、最後はチャート分析を行い、「買いサイン」が出ている銘柄を買っていくのが理想ではあります。
が、チャートというのは過去の値動きを表示しているにすぎないため、地合いの良し悪し次第で、簡単にチャートの「買いサイン」というのは崩れるようです。
そのため地合いを優先し、チャート上の「買いサイン」は、｛おまけ｝程度に見るくらいが良いかもしれません。
詳細は順張り/チャートの見方（順張り時の買い時）や、株逆張り（逆張り時の買い時）をご覧下さい。
③実践取引編 ～株スイングトレード手法入門～
■実践例にて、株のスイングトレード手法の雰囲気をお伝えします。
～追記～
日時は古いですが、考え方としては、今も使えます。
現在は2012年2月17日、金曜日の午前10:43分です。
ご覧の通り、日経平均株価はここ１ヶ月で約1000円も上昇してきました。
日銀による追加金融緩和政策の影響で為替が円安に向かい始めたことと、２月末のECB（欧州通貨統合参加国の金融政策・為替操作と、ユーロの発行を行う機関）の資金供給に向けて、世界の他の市場に比べ出遅れていた日本株も勢いが出てきたわけです。
225銘柄に関しては、かなり過熱感があります。
25日移動平均線との乖離も大きいです。
来週、大きな動きがなければ、日経平均に関しては調整（株価のもみ合い）が入ることが予想されます。
このままハイペースで上がり続けることはないでしょう。
ジリ上げ・・もしくはジリ下げでしょう。
225銘柄に調整が入ると資金が個別銘柄に流れ、出遅れていた個別銘柄に「買い」が入り、個別銘柄の株価が上昇していく場合があります。
来週までは「買い」の雰囲気が株式市場に漂っていそうですから、出遅れていた個別銘柄にも「買い」が入る可能性が高そうです。
ここ最近は市場の動き/地合いが読めなかったため、株有料情報の【トレーダーズ・プレミアム】と楽天証券のマーケットスピードで、ニュースや株価の簡単なチェックはしているものの、まったく売買はしていなかったのですが、どうも・・少なくとも来週の初めあたりまでは、大きな出来事がない限り、｛なんとなくの買い姿勢｝が継続しそうな雰囲気があります。
そのため、今日は日経平均株価が約150円も上がっており、資金が２２５銘柄に集まっているせいで、少し売られている・・もしくは、あまり上昇していない、優良企業の株を、来週までのスイングトレードとして購入することとしました。
まず東洋建設です。
この銘柄は復興関連の銘柄で、ファンダメンタルズも良好な黒字企業です。
チャート的に、丁度25日移動平均線にタッチする値段まで下げてきています。
現在は87円と86円をいったりきたりですが、チャート上では最近、85円前後でもみ合っているため、下がるとしても85円前後で、一旦もみ合うことが予想されます。
25日移動平均線上である86円で指値にて買い注文を出しているところです。
一応は25日移動平均線を割ったならば損ぎりする予定でありますが、相場全体の雰囲気も考慮しつつ考えます。
仮に来週、予想通り株価が上がれば短期売買として売る予定です。
次に五洋建設です。
この企業も復興関連の銘柄であり、2012年は震災復興のための仕事を受注するため業績は良く、来年2013年の決算に向け、まだまだ株価は上昇してくであろう銘柄です。もちろん黒字企業です。
順張り/チャートの見方にてチャート分析をするに・・
25日移動平均線を割っている状況ではありますが、地合いが良く「買い」が多く入るならば平均線は越えていくでしょう。
267円で少し買い、現在の株価は265円です。
株価は下げてきていますが、もっと下げるようならば買い増しをし長期保有に切り替える予定です。
※長期保有用に、もっと安い値段にて既に株を保有済。
仮に来週、予想通り株価が上がれば短期売買として売る予定です。
このように、「予想が外れても、それはそれでＯＫ」というどっちに転んでも利益が出る取引が出来る銘柄への投資は堅く、買いやすいですよね。
最後に長谷川コーポレーションです。
この銘柄は優先株の消却が材料である銘柄です。
黒字企業でありチャート的にも底値が堅く底値不安が少ないため買いやすいですね。
2012年に入ってから少しづつ値を上げ始め、現在は60円前後です。
60円で少し買いました。
こちらも、株価が下がるならば買い下がり、長期保有にする予定です。
※長期保有用に、もっと安い値段にて既に株を保有済。
仮に来週、予想通り株価が上がれば短期売買として売る予定です。
このように、「予想が外れても、それはそれでＯＫ」というどっちに転んでも利益が出る取引が出来る銘柄への投資は堅く、買いやすいものです。
さて、「予想に反した場合買い下がる」とした２銘柄は、少しだけ買いました。
予想に反して下げ始めた場合、徐徐に買い下がっていくため、少しだけ買ったわけです。
この場合、予想通り株価が上がっても利益は少しです。買っている量が少ないためです。
ですから普通は、「そんな取引してたら、早く金持ちになれないじゃないか！？」と思い、己の予想をアテにし、あり金を１度に注ぎ込むものです。
しかし・・
書籍【金もち父さん、貧乏父さん】で有名なロバート・キヨサキ氏の投資に関する本のどれかに書いていたと思うのですが・・金もち父さんは、
・金持ち父さん貧乏父さんの内容要約は僕がします（書籍「金持ち父さん貧乏父さん」レビュー）
「いいかい？西側諸国に住む人は、ただ長期的なプランに従っているだけで、誰でも金もちになれるんだ。」
「私にとって投資はプランだ。多くの場合、それは単調で退屈で、ほとんど機械的と言っていいほどの金もちになるためのプロセスだ。」
「多くの人はもっと刺激を求め、複雑さを求め、単調なプランに従わない。」
というような趣旨の発言をしています。
※記憶消去方法にあるように私は記憶力が悪いため、曖昧な記憶です 笑
私達、西側諸国に住む人間は、単純で退屈で刺激のない機械的な取引・・投資プランを淡々と長期的な視点をもって取り組みさえすれば、誰でもお金もちになっていけるのです。
「予想に反した場合買い下がり長期保有に切り替える」という投資プランは、目先の利益は少ない単調で退屈な投資プランです。
手っ取り早く金もちになることが出来ない投資手法です。
そして、このような単純で退屈で、お金が増えていくことがほぼ保証済みではあるが、時間はかかる投資プランに従いさえすれば、能力の低い私でも、投資からの収入を増やしていけるのかもしれません。
それは私が、西側諸国に住む人間だからです。
一見、己の予想をアテにしてあり金を全部つぎ込み、信用取引まで使用し、博打的な取引を行って短期間のうちに大きな利益を狙った方が要領が良い気もします。
しかしそれは・・そのような目先の利益ばかり追い求める「生き方」/「生き様」は、本当に要領の良い「生き方」なのでしょうか？
投資スタイルや投資に対する姿勢にも、当人の「生き方」が現れるものです。
関連→要領が良い/悪い
・・偉そうに書きましたが、私は手っ取り早く大金を得ようとし、ギャンブラーのように目先の爆益を狙ってお金をつぎ込み、結果的にトータルとしては負けてしまう取引を行っていました 笑
③まとめ ～株スイングトレード手法入門～
■スイングトレードにおいて、最も重要なことは地合いであり、地合いが良いことが予想される時期に、ファンダメンタル的にも、テクニカル的にも買える銘柄を事前に仕込み、その後、予想通り上げてきたら利益確定することが理想ではあります。
しかし、短期的な株価の動きを正確に予想するのは難しいため、「予想が外れても、それはそれでＯＫ」というどっちに転んでも利益が出る取引が出来る場合は、そのような取引をするのも良いですよね。
ちなみに、上記で説明したスイングトレードにおける「予想が外れても、それはそれでＯＫ」というどっちに転んでも利益が出る取引というのは、もともとは長期保有をしたい銘柄を、
「予想通り上げたら短期で売り」
「予想に反して下げたら、長期投資用に買い下がっていく」
という取引手法になります。
個別銘柄においては、「いつ上がるか？いつ上がり始めるか？」という時間軸の予想は難しく、予想できることは良い銘柄は「いつ？」についてはわからぬが、いずれ買われ上がっていくということであるため、ファンダメンタルを重視したスイングトレードにおいては、
「予想通り上げたら短期で売り」
「予想に反して下げたら、長期投資用に買い下がっていく」
という【長期保有】も視野に入れた取引手法になる場合もあるようです。
～追伸～
→株式投資のスイングトレードのリスクの１つは「投資期間中に株価の下落に巻き込まれて損失を出すこと」ですよね。
今後の株価の値動き・・将来の株価の予想が出来れば、誰でも億万長者になれるわけで、世の中には億万長者が溢れかえっているわけですが・・
現実には将来の株価予想は一般人には不可能なことであり、そのためスイングトレードを行う個人投資家の多くが、実際には利益を出せていない、もしくは損失を出しているようです。
株式投資を行っている個人投資家の大半は損失を出している、というデータもありますよね。
冷静に考えてみると、株価の将来が予想可能なら、世の中には株で儲けた億万長者が溢れているよね。
実際に、株のスイングトレードで億万長者になった人もいるので、絶対不可能なことでありませんが、大半の人にとっては難しいようです。
その理由は、スイングトレードで利益を出そうとするのは投資ではなく小売業・・事業だからでしょう。
「安く品を買ってきて、高くなったら売る」って、コンビニとかスーパーがやっている小売業と同じですよね。
スイングトレードは投資というよりも事業だよ。小売業。安く仕入れて高値で転売するネット転売などと同じだね。
投資というのは本来、利息をつけてお金を貸す｛金貸し業｝であり、一気に何倍も儲かることはないけれど、手堅く利息収入を得られるビジネスモデルです。
銀行が行っているビジネスモデルですね。
→個人投資家になるには？方法（投資は金貸し業！）
で、今までは、｛お金を借りたい企業｝に、個人はお金を貸すことができず、ほぼ銀行だけが、それで手堅く利息収入を得られていたのですが、ソーシャルレンディングの登場によって、個人も、企業へのお金の貸付で手堅く利息収入を得られるようになっています。
株価のように価格変動もなく、毎月、利息収入が入ってくるので、投資に時間をかけたくない人にもお勧めですね。
ソーシャルレンディング投資について、詳細は超高利回りソーシャルレンディングの仕組みとリスク！体験談（超高時給の投資）にて。
＜writer 名無き仙人＞
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バス男「株のスイングトレードで勝てたら、もっと株も楽しくなりそうだなぁ。」
バス子「楽しみながら、株式投資に取り組めるといいわね。」
仙人「予想はあくまでも予想であり、当然、外れるときがあるからの。じゃからこそ予想が外れたときのことも想定内に入れて取引することが重要なのかもしれぬのぉ。」
～期間別取引手法～
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