制度信用取引と一般信用取引の違い 


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制度信用取引と一般信用取引の違い

■制度信用取引とは?一般信用取引との違い。信用取引と規制、逆日歩。空売り、配当。日々公表銘柄と注意喚起。

制度信用取引と一般信用取引の違い
信用取引について、わかりやすく解説。


バス子「ねえ、バス男さん?空売りで利益を出そうとしてるみたいだけど、その銘柄、逆日歩がついてるわよ。」


バス男「逆日歩?なにそれ。」


バス子「もうっ。仙人に【制度信用取引と一般信用取引の違い】や【信用取引のコツ】について聞きに行ってきなさいよ。」


バス男「ほぉ〜。仙人様の【制度信用取引と一般信用取引の違い】や【信用取引のコツ】かぁ・・・・」







〜信用取引全般について説明〜

1.制度信用取引と一般信用取引の違い

@信用取引とは?

株式投資における「信用取引」とは、株を売買するために必要な資金や、売買したい株そのものを、証券会社から借りて行う取引のことを言います。

信用取引なら、現金や株券を担保(委託保証金)にし、手元の資金以上の大きな取引ができます。

多くの証券会社では手元資金の3倍までレバレッジを利かせることが出来るため、10万円の投資資金を担保として証券会社に入れておけば手元に10万円の資金しかなくても、 最大30万円までの売買ができます。
※このことを{信用買い}と言います。

また信用取引では「空売り」といって、証券会社から株を借りて売却し、その株が値下がりした時点で買い戻す事により利益を得る投資手法を行うことも出来ます。

普通、買った時より株の値段が上がった際に株を売ることで利益を得るものですが、「空売り」ならば、株価が下がることで利益を出せるのです。

通常、株価が上がる時というのは、「まだ上がるか?」「いいや、もう天井だ。」などと、人々の疑心暗鬼の心理が働くためゆっくりと上昇していきます。
ですから株価が上がることで利益を出す場合、ゆっくりと時間がかかることが多いものです。

一方、株価が下がる時というのは、「あ〜恐い!早く株を売ってしまおう!」「ぼ、僕だって損金額を大きくしたくないよぉ〜。早く売ろう!」と、人々が一斉に株を売ろうとするため一気に暴落することが多いものです。
ですから株価が下がることで利益を出す「空売り」の場合、短期間で大きな利益を出せる場合もあります。

株価というのは、上がると時はゆっくりと・・下がる時は早い・・なんですね。


さて、信用取引とは簡単に言えば、証券会社にお金を借りて・・借金をして株を買う取引でありリスクも大きい取引のため、株式投資初心者の場合、自分が信用取引を使用する機会はありません。
普通、そんなリスキーな取引は株式投資に慣れてきてから行いますよね。
関連ローンを組むな!

ただ、現在の株式市場では信用取引にて株の売買をしている人が大勢いるため、信用取引の状況により、株式相場も個別銘柄も値動きに影響を受けます。
そのため、自分が信用取引をしていなくても{信用取引}と{信用取引が相場に与える影響}については知っておく必要がありそうです。



A制度信用取引と一般信用取引の違い
まず制度信用取引と一般信用取引の違いについての説明です。

信用取引には【
制度信用取引】と【一般信用取引】があります。


制度信用取引とは?】
→日本証券金融(日証金)から、お金または株券を借りて取引すること。
そのため{信用買い/空売り}ができる銘柄は、日証金が決めます。
返済期限は6ヶ月です。
制度信用取引の対象銘柄には、「信用銘柄」と「貸借銘柄」があります。
「信用銘柄」は{信用買い}ができ、「貸借銘柄」は{信用買い}{空売り}両方出来ます。
東証1部銘柄のほとんどは「信用銘柄」か「貸借銘柄」であり、「貸借銘柄」が多いです。
{信用買い}ができる銘柄は証券取引所が定めている「信用銘柄」および「貸借銘柄」が対象です。逆を言えば、制度信用取引の場合では「信用銘柄」か「貸借銘柄」に指定されていない株式を信用取引で売買することができません。


一般信用取引とは?】
→各証券会社から、お金または株券を借りて取引すること。
多くの証券会社では{信用買い}しかできませんが、制度信用の対象になっていない銘柄も{信用買い}が可能な場合もあります。
※一般信用取引の場合、ほとんどすべての株式を信用取引で{信用買い}することができるため。
大抵の場合、制度信用より金利は高めです。
※各証券会社が日証金から借りてきて、個人投資家に{また貸し}をするため。
返済期限は証券会社によって異なりますが、大抵6ヶ月以上です。
一方、{空売り}に関しては一般信用ではほとんど取引が出来ません。


信用残とは?】
→「信用買い残」とは、信用取引によって{信用買い}された株のうち、まだ決済されていない・・つまり売られていない株の、株式数の総残高です。
一方、「信用売り残」とは、{空売り}によって売られた株のうち、まだ決済されていない・・つまり買い戻されていない株の、株式数の総残高です。
その両者を合わせて「信用残」と呼びます。
買い残を売り残で割った倍率が信用倍率であり、売り残の方が多くなり、この数値が「1倍」を下回ると
逆日歩が付く可能性が出てきます。


〜重要〜
{信用買い}にて株を買った人は、返済期限までに株を売却せねばならぬため、「信用買い残」が多いことは将来的に株を売ってくる人が多いことを意味します。
{信用買い}にて株を買った人というのは、長期保有を目的に株を買ったわけではなく、短期間での売却益を狙って買っています。
※返済期限があるため株を長期保有できない。
だからこそ、株価が少しでも上がれば{信用買い}にて株を買っている人達は、「お!株価が上がった。借金してまで買っていることだし、早めに売って利益を確定してしまおう。」と、株価が少しでも上がれば売ってくる傾向にあります。
そのため、{信用買い}をしている人ばかり多いことを意味する信用倍率が高い時というのは、株価が上がると信用買いしている人達がすぐに株を売るため、なかなか勢い良く株価が上昇しにくい傾向にあります。


一方で、信用倍率が低く「信用売り残」が多い時というのは、「これは株価が上がりすぎなんじゃないの?もう天井だよ。だから今後株価は下がるだろうから空売りをしよう。」と、考え{空売り}している人が多いことを意味します。

このとき、予想に反して株価がグングンと上がり始めると{空売り}をしている人達は、
「お、おい!勘弁してくれ。{空売り}をしている俺は返済期限内に株を買い戻さねばならず、{空売り}をしていて株価が上昇した場合、{空売り}をした時の株価と、買い戻した時の株価の差額分だけ損失を被るんだ。・・損失金額を最小限に抑えるため、損ぎりとして、もう株を買い戻そう。」
と、株を買い戻すために株を買い始めます。

すると、ただでさえグングンと上がっていた株価は{空売り}していた人達の損失覚悟の買戻しにより、さらに上昇することになります。
これを【踏み上げ相場】と言います。

つまり、信用倍率が低く「信用売り残」が多い時というのは大抵の場合、株価は市場の一般予想よりも高い価格に位置してはいるのですが・・
信用倍率が低く「信用売り残」が多いということは、その後、株を買い戻す人が多いことを意味し・・
市場の予想に反して株価が上がれば【踏み上げ相場】になることもあり、市場の予想通り、株価が下げ始めても、「ちょっと利益が出れば良いや。ここらで株を買い戻そう。」と、{空売り}しているた人達が下がってきた株を買うため、通常よりは株価の下落スピードが遅くなる場合があります。

信用残の推移や、次の逆日歩に関しては株有料情報トレーダーズ・プレミアムが簡単にチェック出来、便利です。


逆日歩とは?】
→制度信用取引において証券会社は、空売りした人に株券を貸すわけですが、手持ちの株券で足りない場合は大株主からオークション形式で株券を借ります。
この時に大株主に払う利息を‘日歩’といいます。
日歩・・つまり株を借りる利息に関しては、空売りしている人全員で払います。これを‘逆日歩’と言います。
なお、信用買いしている人は買った株券を証券会社に貸してるわけですから日歩がもらえます。
ちなみに・・ 一般信用では、株券が足りなくなったら空売りできなくなるだけですので、逆日歩が発生することはありません。


【東証残と日証金残の違い】
→「信用残」は週に1回、東証など取引所が発表する「東証週末個別信用残高」のほかに、日本証券金融(日証金)などの証券金融会社が発表する「日証金残」などもあります。
毎週火曜日引け後に発表される東証信用残は、全ての「信用取引」の前週末時点での信用残高を示したものです。
一方、日証金残は、日本証券金融会社の「貸借取引」の残高で、毎日前日分を発表しています。
ですから日証金残(貸借取引)は東証残(信用取引)の一部分なわけです。
東証残が週に1回発表しているのに対し、日証金残は毎日発表されており、正確な数値を知るには東証残を見るべきですが、日証金残により日々の信用残のおおまかな動き/推移を知ることも大切です。



Bまとめ 〜信用取引のコツと制度信用取引と一般信用取引の違い〜
株式市場では{信用買い}{信用売り(空売り)}による力学が働いており、相場全体の動きや、個別銘柄の株価の動きにも影響を与えています。

ですから自分が信用取引を行わないとしても、信用残のチェックは行う必要があります。

信用取引は借金をしての取引であるため、買った時は利益が大きく良いのですが、己の予想に反して株価が動いた場合、大きな損益を出してしまうこともあります。
酷い場合には、1回の取引で ‘あり金’ 全部を失ってしまい、株式市場で株の売買をすることが出来なくなる場合もありえます。


「ばーか。上手くやれば良いんだよ。俺は手っ取り早く株で儲け、短期間のうちに金もちになりたんだ。
(そして夜のお店のお姉さんに会いにいきたいんだ (´⊆`*)ゞテヘヘ)」と私は思っていました。
私はそう思い、長いことギャンブラーのような投資手法を行い、トータルで見ると負けてばかりいました。

書籍【金もち父さん、貧乏父さん】で有名なロバート・キヨサキ氏の投資に関する本のどれかに書いていたと思うのですが・・金もち父さんは、

金持ち父さん貧乏父さんの内容要約は僕がします(書籍「金持ち父さん貧乏父さん」レビュー)

「いいかい?西側諸国に住む人は、ただ長期的なプランに従っているだけで、誰でも金もちになれるんだ。」
「私にとって投資はプランだ。多くの場合、それは単調で退屈で、ほとんど機械的と言っていいほどの金もちになるためのプロセスだ。」
「多くの人はもっと刺激を求め、複雑さを求め、単調なプランに従わない。」

というような趣旨の発言をしています。
記憶消去方法にあるように私は記憶力が悪いため、曖昧な記憶です 笑


本を読んだ当時、「単調で退屈な長期プランに従うことが出来ていないため、私は現在、貧乏なのか?」とも感じました。
しかしそれでもギャンブラーのような投資手法を続け、トータルで見ると負けてばかりいました。


が、心の仙人/仙女修行など以降は「生き方」が変わり・・「生き方」が変わったことで自然と投資手法や投資に対する姿勢も変わり・・トータルで見ると勝てるようになっていきました。
そして、金もち父さんが、
「いいかい?西側諸国に住む人は、ただ長期的なプランに従っているだけで、誰でも金もちになれるんだ。」
「私にとって投資はプランだ。多くの場合、それは単調で退屈で、ほとんど機械的と言っていいほどの金もちになるためのプロセスだ。」
「多くの人はもっと刺激を求め、複雑さを求め、単調なプランに従わない。」
というような趣旨の発言をしていた意味が、より深く理解できるようになっていきました。


信用取引が{良い/悪い}などと言う話ではなく、もっと根本的な部分・・己の投資に対する姿勢・・さらに言えば、今世の人生に対する姿勢レベルで、「変わる」と、トータルで見ると勝てるようになっていくから不思議です。

おそらく・・‘投資’はプランだからでしょう。
投資は「人生プランそのもの」とも言えそうです。
人生における余暇と余分なお金を、今世においては「何に、どのように使うか?(投資するか?)」が、投資の本当の意味だからこそ、「生き方」が変わると、投資手法や投資に対する姿勢が自然と変わっていき、株でも勝てるようになるのでしょう。


〜追記〜
株式投資やFXの魅力は、「証券会社から金を借りて投資できる」ですよね。

ただ、個人投資家の9割は負けているので、10人中9人は、負け額を増やしているだけ・・と言えるのかもしれません。

それでも、他に投資対象がないから、昔は株やFXをやっていたのですが・・現在はソーシャルレンディングにも投資を行っています。


ソーシャルレンディング投資とは、仕組み的には{金貸し}です。
{金貸し}なので、毎月、利息収入を得られます。

利回りは7〜8%と高いうえ、{金貸し}なので、市場価格も市場での売買もなく、「市場価格が下がって損した」という失敗がありません。

市場での売買がない{利回りの高い配当株}のイメージでしょうか。

大勝ちはありませんが、手堅くコツコツと副収入を得たい人には、人気/おすすめの投資となっています。

少額から投資可能であり、分散投資先の1つとして重宝するソーシャルレンディングについては、

@高利回りソーシャルレンディングとは?仕組みを解説!体験談も(超高時給の投資)

A僕が資産運用をクラウドファンディング投資型で行う理由3つ(クラウドファンディング投資型の魅力)

Bソーシャルレンディングは怪しい?危険性や貸し倒れ率を詳しく(失敗しないコツ)

の記事が詳しいです。


〜制度信用取引と一般信用取引の違い〜
<writer 名無き仙人>


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バス男「制度信用取引と一般信用取引の違いかぁ。」


バス子「株式投資を始めるにも、覚えることが多いわよね。」


仙人「「どのような取引を行うか?」には、当人の「生き方」が現れるそうじゃよ。そしてソレは、株取引の結果に大きな影響を及ぼしておるのじゃよ。具体的に言うと、「破滅原理と繁栄原則の、どちらに根付いて生きているか?」が、「どのような取引を行うか?」として現れ、投資結果を決めていく側面があるのかもしれぬのぉ。」


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