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なぜ年収1000万円でも生活が苦しいのか？
■成金とは？資産家とは？小金持ちとは？意味と特徴
小金持ちとは？成金とは？資産家とは？違いについて。
バス男「僕、資産家になって、女子大を作って、女子大の理事長先生になりたいな。」
バス子「壮大な夢ね。で、どおやって資産家になるの？バス男さんって、なれても成金じゃない？」
バス男「バス子ちゃ～ん。資産家と成金の違いって、なに？あと、どおやったら、お金持ちになれるのかな？」
子「さぁ～。仙人に【小金持ち/成金/資産家】の違いを聞いてみれば？」
男「仙人様の【お金持ちになる方法】の話かー。」
～成金にはなれるけど、資産家にはなれない？～
１．成金とは？資産家とは？意味
①お金持ちの定義
「お金持ちになるのは難易度が高いけど、小金持ちなら、なれる可能性も上がると思うよ。」
友人のA君の「金持ちになるには？」という質問に対して、少し考えた後、私は、そう答えました。
「小金持ち？」訝しげな表情でA君が聞いてきます。
「うん。年収８００万円から１０００万円くらいの小金持ちなら、お金持ちになるより難易度も低いし、リスクもストレスも少なく、良いんじゃないかな？」
「年収１０００万円って、お金持ちなんじゃないの？」
「そう思うよね。でも、年収１０００万円でも、約３割は税金でとられるから、実質の手取り収入は７００万円くらいだよ。生活水準が高い状態で家族を養っていたら、貯金も、たいして出来ないんじゃないかな。
仕事辞めたり、リストラに合ったり、会社の経営が悪化し給料が減額されたら、即、生活が破綻しちゃうしね。将来の安心な老後とかを考え貯金を重視すれば、そんなに贅沢出来ないと思うよ。」
成金とは？→社会人になった後、自分で高収入/高年収を稼ぐようになった人
年収１０００万円の現実→将来を考え貯金を重視すれば、そこまで贅沢できない。
※実際には両親の経済力でも差がでる。
「家や車を買う際の頭金を両親が出してくれる」など、両親から金銭的援助をしてくれるなら、良い生活ができる。
一方で、両親は貧乏で奨学金の借金があり、むしろ両親への援助が必要ならば、年収１０００万円でも、庶民的な生活となる。
「ふーん。じゃあ、お金持ちって、どんな人のことを言うの？」
「さあ。明確な定義はわからないけれど・・私の中では、代々、都心部に土地をもっていたりして、資産が何億円～何十億円もあって、土地の地代収入や、土地の上の立つアパートの家賃収入だけで、優雅な｛お金持ちの生活｝を送れる人だったり、
その地域の先祖代々の名士で、複数の会社を親や祖父の代から営んでおり、会社からの収益で、年間、何千万円も収入があり、家族でしょっちゅう、海外旅行に行っている人だったり・・そういった人は「お金もち」だと思うな。そういった、私たちとは違う世界に住む人も、この世界にはいるからね～。」
「庶民は貧困と隣り合わせなのに・・住む世界が違う人もいるんだろうな。」
資産家とは？→代々、お金持ちの人。資産からの収入だけで暮らせる人。
お金持ちの定義→そもそも住んでいる世界・階級が違う人たち。世界や階級が違うため普段は会う機会がない。そのため庶民の私たちが、そういった本当のお金持ちの人を意識することは少ない。
「うん。本当の｛お金持ち｝は、住む世界が違うから、社会の中で階級が私たちとは違うから、なんかよく、わからないよね。そういった資産家レベルの｛お金持ち｝になることを、庶民の私たちが、社会人になってから、やっとこさ目指し始める場合、相当に難易度が高いと思う。
・日本の労働者階級を抜け出し富裕層になるには？２つの方法（労働者階級から抜け出る方法）
でも年収１０００万円程度の小金持ちなんて庶民だし、そのレベルなら身近にも、まあ、いるし、目指すなら小金持ちも、良いんじゃないかな。」
「確かに、夫婦で上場企業の正社員だったり、夫婦で公務員だったりすると世帯年収は１０００万円を超えることになるし、年収１０００万円は、身近にもいるな。」
年収１０００万円は小金持ちであり庶民。世帯年収１０００万円ならば、身近にもいる。
身近に存在する｛誰か｝のことを思い浮かべているのか？
斜め上を見ながら、A君は、そう発言をした後、「小金持ちにはなれても、資産家レベルの富裕層になるのは難しいのかな？」と聞いてきました。
「不可能ではないと思うよ。」私は言葉を選びながら話し始めました。「でも、う～ん、私が知っている範囲では・・」
「うん。」
「前述した資産家レベルのお金持ちに、自分１代でなるのは難しいし、ましてや若いうちに、そこまでの、お金持ちになるのは相当に難易度が高いと思う。前述したレベルのお金持ちの人って、やっぱり、何十年もかけて、そこまでのお金持ちになっている人が多いし、親子何代かにわたって、なっている人も多いから。」
「そうなの？IT関係で起業して、短期間でお金持ちになる人の話や、株やFXで儲けて、数年で何億円も稼いだ人の話も多いじゃん？プロスポーツ選手だって数年で１億円以上稼ぐ人もいるし。」
「そういった話も聞くけど、実際のお金持ち・・見た目の派手さはなくても、土地や資産を、たっぷり蓄えていたり、強固なビジネス・商売の基盤を築いている｛本当のお金持ち（余裕も余力もあるお金持ち）｝の人って、時間をかけて、そうなっている人が、ほとんどなんじゃないかな。
短期間でお金持ちになった人・・成り上がり系や、成金系の人は、生活は、高級外車に乗っていたりしてハデだけど、実際は、そこまで余力や余裕がない場合が、ほとんどじゃないかな。」
A君に、伝えたいことが、いまいち伝わっていないよう思え、私は話を続けました。「土地や資産を、たっぷり蓄えたり、強固なビジネス・商売の基盤を築き、本当の余裕や余力を手にするには、何十年かの時間がかかるようだよ。日本の財閥系や、地本の名士系など含め、世界の｛本当のお金持ちの人たち｝は・・
しょっちゅう海外旅行とかしている人達は、何十年、何百年もかけて、土地や資産、人脈、強固なビジネス基盤などを築いているわけで・・・そういった｛本当のお金持ち達｝と同じレベルの裕福度に、たった数年の成り上がりや、成金が、なるのは難しいよね。」
私は「こんな時になぜ日本で貧困が？なぜ働いても生活が豊かにならない？資本主義の正体と【解決策】（社会の全貌）を参照出来たらな～」と思いました。
資本主義経済では、時間の経過とともに、富が増加するのですが、口頭での端的な説明が難しい・・
本当のお金持ちの特徴→何十年、何百年とかけて、強固なビジネス基盤や人脈、それに土地や資産（現金や株式、債券、ゴールドや美術品など）を、たっぷり蓄えている。
※成金と、本当のお金持ちである資産家の違いの１つは「働かなくても、お金持ちか？」でもある。
年収が１０００万円～３０００万円などと、年収が高いために自分１代で金持ちになっている成金は、高級マンションに住んでいようと、高級外車に乗っていようと、自分が働かなければ収入が入ってこないため、働かないと貧乏になってしまう。そういった成金の人は、貯金があっても数千万円。税金が高いため、短期間で貯金を増やしていくのが難しい現実がある。
一方、祖父や両親の代から、何十年とかけて、資産を蓄えてきている｛本当のお金持ち（資産家）｝の場合、資産（不動産、株式、債券など）からの収入だけでも、何千万円とあり、働かなくても金持ちの状態でいられる。
資産額が数億円～数百億円などと、桁違いに多いため、資産（不動産、株式、債券など）からの利潤収入・・・具体的には地代収入や家賃収入、配当収入や債券の利子収入などだけで、金持ちの生活ができるわけ。
日本含め、世界中に、そういった資産家達がいて、資産家の子供達は、働かずにお金持ちの生活を続けるし、それが｛当たり前｝という認識だったりする。
日本人は意識していない人が多いが、世界は階級社会であり、資産家階級に生まれ育った、世界中に点在するお金持ちの人たちは、働かずにお金持ちの生活を続けるのが｛当たり前｝という認識。
彼ら、彼女らは、仕事をしない、どころか、掃除など身の回りのことも自分でせずに家政婦などにしてもらうのが当たり前。なぜか？生まれたときから、そもそも階級が違うから。
日本人である私達は認識が薄いが、世界は階級社会であり、日本も、格差が広がりつつあり、階級社会が進みつつある。
「まあ、そう言われてみれば。でも、俺は別に、そこまでの大金持ちにならなくていいよ。もう、いいよ。お金持ちは諦める。」
「あはは。」萎えた表情を見せるA君を見て、つい笑ってしまった私は「ごめん、ごめん。でも、そのレベルでお金持ちにならない限り、年収１０００万円になったとしても、庶民的な感覚・・
｛老後の不安｝とか｛お金がかかるから、こっちの安い弁当にしよう｝とか、｛家賃の支払いがきついな～｝とか｛仕事は嫌だけど、生活のために仕事はやめられない｝とかは、そこまでは変わらないと思うなー。
年収１０００万円なら、借金して高級マンションを買ったり、高級外車を買ったり、子供を私立の学校に行かせることはできるだろうけど、そんなことすれば、実際の家計は、きつきつになると思うよ。」
「でも、本当のお金持ちになるのは難しそうじゃん。」
「そう、そう。商売や投資について、なんの教育も受けていない普通の庶民である私たちが、社会人になってから、やっとこさ「よし、お金持ちを目指そう」と目指し始めても、難易度が高いと思うな。
お金持ちの人って、生まれた時から、お金持ちの人が多い中で、０からスタートで資産を築いていくのは、よっぽど能力や才能があったら別だけど、才能や能力が普通の人が、努力で、そこまでなろうとした場合、己の人生を、お金稼ぎのために、かなり費やすことになるだろうし、相当に犠牲を払うことになると思う。
また、自分自身を｛お金を稼げる人｝に変革させ、成長させていく必要もあるし、その過程は、困難な問題を自力で解決し続ける過程になるから、ストレスもすごいと思うよ。
商売で成功しようとすれば、激しすぎる競争を勝ち続けなければいけないし、事業拡大の際には、いろいろな輩との争いや対立も征していかないといけないし。裁判にも詳しくなっていくと思うよ笑」
成り上がり/成金のリアル→０から短期間で成り上がろうとした場合、代償が大きくなりがち。
※短期間だけ成功するのは難易度が低い。そのため１時的に成功してバブリーな人となり、１０年以内に事業がとんざし消えていく人は、本当に多い。その短期間の成功のために、いろいろなものを失い、再就職先も失い、最後は結局、借金だけが残ることも多いのだから、お金持ちを目指すのはリスクも高いといえる。
また、０から成り上がり、そこまでのお金持ちになるには、普通の人や｛まともな感覚｝を捨てる必要があり、普通の人や｛まともな感覚｝を捨てると、一般社会の中で｛変な人（危ない人）｝となってしまい、まともな感覚をもった普通の友達達が離れていってしまう。
つまり孤立・孤独になってしまう。
最初から金持ちで、お金持ちの友人達が多いなら別だが、庶民から成り上がろうとした場合、今までの友達（庶民の友達）がいなくなってしまう。お金のために、そこまでするかどうか？という問題もある。
幸せは、お金よりも人間関係に左右されるため。
・大学生の起業！就職すべき（独立起業の１番のリスクとは？）
・主婦/女性起業家の成功と闇（独立起業の闇の部分とは？）
「うわ～。俺、ヤバい感じの人たちと、互角以上に渡り合うなんて無理だし、裁判なんてしたくない。」
「そうだよね。にあるとおり、「金！金！金！」となれば餓鬼の争いに巻き込まれる可能性も高まると思うよ。じゃあ、A君も小金持ちを目指すのが良いんじゃないかな。
年収１０００万円の小金持ち程度なら、輩と争う必要もないし、裁判になるほどの争いや競争をしなくても、なれるから。また、小金持ちなら、プライベートや家族との時間など、人生のバランスをとりながらでも、なることが可能だし。」
「へ～。そう聞くと、小金持ちも悪くないな。」
「そうだよね。年収１０００万円前後の小金持ちなら、生活に、ある程度余裕があって、そこまで｛金・金・金｝とならずに、プライベートも楽しめる程度の時間や心の余裕もできるだろうし・・小金持ちは｛庶民｝だから、庶民である、周りの友達たちとも、今までとおり、友達として、人生を、ともに楽しんでいけるし。」
「ふーん。年収１０００万円の小金持ちか。」少し間をおいてから「で、どうすれば年収１０００万円の小金持ちになれるの？」とA君が真顔で聞いてきました。
同じ歳の友人に、なかなか素直に聞くのは難しいものなのに、躊躇なく、しかも本気の顔で聞いてきたA君の素直さに笑ってしまいながらも「おっけー。じゃあ、続きは、私の家に戻ってから話そうか。」と答え、お店を後にし、家に戻ることにしました。
続き→月収70万の小金持ちになる方法（収入源を堅実に積み重ねていくコツ）
～追記～
年収１０００万円程度の成金とは、労働者階級の人であり・・
資産家とは、資産家階級の人ですよね。
・労働者階級の勝ち組→年収1000万円以上の職業の人
・資産家→そもそも階級が違う
年収1000万円以上の成金は「勝ち組」とされていますが、それは労働者階級の中では「勝ち組」という話なわけですね。
この「階級の違い」については、以下の記事が詳しいです。
・資本家/投資家階級から労働者階級が搾取される仕組みは江戸時代から（格差社会と階級社会の真実）
・日本の労働者階級を抜け出し富裕層になるには？２つの方法（労働者階級から抜け出る方法）
・日本人が働きすぎる理由！戦国時代から続く過労死への対策（3つの原因）
＜writer 名無き仙人＞
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バス男「僕、女子大の理事長は諦めるよ。女子大の池で泳ぐブラックバスになりたい。」
バス子「池にブラックバスを飼うわけないでしょ。」
仙人「この話の続きは、月収70万の小金持ちになる方法（収入源を堅実に積み重ねていくコツ）での。」
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