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格差社会や階級社会の仕組み!格差がなくならない理由/原因
■資本家階級から労働者階級が搾取される仕組み
江戸時代から続く日本の階級社会/格差社会の真実。
バス男「はぁ。バス奈ちゃんとは、階級の違いを感じるなぁ」
バス子「格差ではなく、階級?」
バス男「あれ?仙人様の【階級社会とは?】の話、聞いていないの?」
子「へ〜。仙人の話・・」
〜格差社会も階級社会も江戸時代から続いている?〜
1.資本家階級と労働者階級の違い
@日本社会に存在する格差の真実
江戸時代から200年以上が経っていますが、長い時間軸で見ると、
江戸時代も現在も、階級社会の仕組み的には、変わっておらず・・
将来、学校の教科書でも、そう教えることになるのかもしれませんね。
江戸時代から続く資本家/投資家階級から労働者階級が搾取される仕組みを見ていこう。
仙人「階級社会とは?格差社会とは?真実の話じゃよ」
まずは江戸時代から。
@江戸時代の格差社会
日本では、江戸時代には格差社会・階級社会が存在していたことになっていますよね。
「士農工商」という身分の格差があり、
1位 武士
2位 農民
3位 職人
4位 商人
という順で、格差がありました。
これは、現代で言う労働者階級の中の格差社会です。
そして、「士農工商」という労働者階級の下には、さらに低い身分の方々がいたそうです。
時の政府が、さらに低い身分の人を作った理由の1つは。
労働者階級である「士農工商」の人々が、「あの人達より、私たちの方がマシだ」と考えるようになるため、不満のはけ口になるから、とも聞いたことがあります。
江戸時代の人達は「俺は武士だから勝ち組」とか「私は商人だから負け組」とか、会話をしていたのかもしれませんね。
A江戸時代の階級社会
格差社会という言葉は、労働者階級の中での格差を現しています。
階級社会とは。
格差なんてものではない、そもそもの、階級の違いを言い表す言葉だと言えるでしょうか。
格差と階級は違う。階級の違いは、天地ほど違う。
具体的には「殿様一族の階級」と、その他、労働者階級との、階級社会です。
武士は、どんなに頑張って出世しても、武士の中で偉い人にはなれるものの、殿様一族にはなれません。
殿様一族から、お給料を貰う労働者階級からは、どれだけ頑張って働き出世しても、抜け出せないわけです。
一生、労働者なわけですね。
一方、殿様一族は、生れながらにして、最初から、殿様一族の階級です。
頑張って出世しなくても、そもそも、働かなくても、自動的に、殿様など、偉い立場となります。
そして、労働者階級である「士農工商」の人達が、現場で頑張って働き生み出される利益を、年貢という形で徴収し、自分たちは、働かずして、豪華な庭園などで花見三昧・お茶会三昧のような生活をしていました。
なぜ、これほどまでに殿様たちは違うのか?
階級からして、そもそも違うからでしょう。
では、次は現代社会を見てみましょう。
A現代社会の格差社会
現在の社会には、身分や階級などは、存在しないことになっています。
ただ、将来的に、私たちの子孫は、現代を振り返り、そうは分析・評価しない可能性も十分にありそうですね。
現代の社会には、一般的な社会通念として、
1位 公務員・大企業サラリーマン
2位 中小企業の正社員
3位 自営業者や派遣社員
などの社会的な身分の違いが、存在している側面も、多少は、あるのかもしれません。
これら暗黙の格差は、労働者階級の中の格差です。
つまり、就活生が「俺は大企業に入社できたから勝ち組だ」とか「私は就活に失敗して派遣社員だから負け組だ」とか、言っているのは、労働者階級の中での、身分の格差の話をしているわけですね。
そして、さらに社会的に肩身の狭い立場の人がいて、その人達は「ニート」とか「フリーター」などと呼ばれています。
時の政府が、さらに社会的に肩身の狭い立場の人を増やす政策をとった理由は。
他の人達が「私は、正社員なのだから、まだマシだよね」「もっと大変な人もいるから、不満を言うのは辞めよう」と思うように仕向け、不満が政権に向かわないようにするため・・なんて話も、あったり、なかったり、するのかもしれません。
現代の私たちの日本社会は、労働者階級の中で格差が広がっており、労働者階級の中で、1番いい地位の労働者の年収は800万円などに対し、1番厳しい地位の労働者の年収は200万円以下などと、なっているようです。
この労働者階級の中での格差の広がりについて、メディアでは騒がれていますよね。
なぜか?
理由の1つは、TVなどを見る大半の人が労働者階級の人であり、自分たちに関係する話だから興味があって見るので、視聴率がとれるからでしょう。
A現代社会の階級社会
現代を生きる私たちは、労働者階級の中で広がる格差については、関心が深いです。
が、労働者階級と、資本家/投資家階級との格差も、実は、広がり続けています。
貯金がなく、相対的貧困に苦しむ家庭の子供が数人に1人もいる現代の日本社会には、金融資産が1億円以上もある富裕層が、何百万人もいます。
富裕層の中には、労働者階級が現場で必死に働き・・・過労死や、うつ病になる人がいるくらい、必死に働き、それで生まれた利益を、会社組織という仕組みを使って吸い取り、働かずして、豪華なホテルを泊まり歩く旅行三昧を楽しんでいる人も多いようです。
会社員は、正社員として頑張って働き、出世していっても、会社のオーナーには、なれません。
頑張って働き出世していけば、役員や、雇われ社長には、なれるかもしれません。でも、会社のオーナーには、なれません。
なぜか?
階級が、違うからです。
公務員は、頑張って働き出世していけば、公務員の世界で偉い立場の人にはなれるかもしれません。
でも、労働者階級からは抜け出せないため、労働を辞めることはできません。
会社のオーナー一族は、資本家階級であるため、生れながらにして、お金持ちであり、自分たちは働かなくても、労働者である会社の社員たちが現場で一生懸命に働くことで会社に利益がもたらされ、その利益で、悠々自適に暮らすことができます。
株式会社という会社の仕組みを使い、オーナー一族は、子供にも、富や、オーナーの地位を引き継いでいきます。
しかし労働者は、子供に、地位を引き継ぐことができません。
昔の資本家階級である殿様一族は、立派なお城を建てて、立派な馬に乗りました。
現代の資本家階級である会社オーナー一族は、立派な自社ビルを建てて、高級外車に乗っています。
江戸時代から200年以上が経ち、現代社会には、階級も、地位や身分も、存在していないことになっています。
が、将来的に私たちの子孫は、現代を振り返り、そうは分析・評価しないかもしれませんね。
昔も今も、資本家階級は労働者階級から搾取しているのかもしれません。
昔は、税金という形で殿様一族が、労働者から搾取していました。
今は、「低賃金で働かせる」という形で、資本家階級が、労働者から搾取しています。
※給与額が決まる仕組みや、サービス残業が続く原因は、
@給料額の決まり方を知ると給料が増えない理由がわかる(給与額の決まり方とは?)
Aサービス残業が当たり前?仕事が終わらない原因(仕事量と給与額が一致しており利益に上限はないから)
にて。
さらに労働者階級の私たちは、重い税負担まで強いられており、手取り収入は苦しい状況です。
日本社会は江戸時代から進歩していて、とても豊かになりました。
さて、江戸に住んでいた私たちの先祖と、現代の東京に住む私たちは、どちらが幸せを感じながら生きているのでしょうか。
物質的な豊かさと、人間の心が「幸せ〜」と感じるか?は、一定水準を超えると比例しなくなるのかもしれません。
関連記事には、
@生活水準を下げなさい(文明生活を諦める)
A底辺職の生活と人生の幸せ(幸せって、なんで決まるの?)
があります。
A資本家階級から労働者階級が搾取される仕組み!まとめ
「格差が広がっている!」と騒がれていますが。
実は、格差も階級も、江戸時代の頃から、本質的には、何1つ変わっていない側面もあるのかもしれませんね。
その理由の1つは、教育にあると考えます。
学校教育でも、家庭の教育でも、子供には、労働者になることしか教えません。
つまり、生まれてからすぐに、労働者階級という枠組みの中だけで考えて、労働者階級の枠組みの中だけで、生きていくことしか、教えないわけですね。
具体的に言うと、江戸時代なら「立派な武士になりなさい」と教えても、「殿様を目指しなさい」とは教えないわけです。
そのため大半の労働者階級の人達が「格差社会の前に、そもそも階級が違う人達がいるよね?」と、疑問に思うことが少ないようです。
「世界が違う。違う世界の話だ」ということで思考がストップし。
ひたすら、自分たちの階級である労働者階級の中の格差にばかり注目してしまっています。
この教育のあり方が変わらない限り、今後も、少なくともしばらくは、江戸時代から続く階級社会は、続いていくことでしょう。
否、教育の問題というよりも、私たち人類の精神性の問題なのでしょう。
人類の精神性が変わらない限り。
階級社会や格差社会、それに戦争も貧困もバブルも、続いていくことでしょう。
歴史は、この先も、繰り返すことになるでしょう。
戦争/貧困/バブル/歴史は繰り返す理由(バブル爺さん)にあるとおりですね。
ある実験によると、私たちには、生まれ持って「公平さ」をもっているそうです。
だから、こうも格差や階級の差に、激しく不満や怒りの感情を持つのでしょう。
ただ、自己メリットを求める精神性が強いうちは、格差や階級の差もなくならないのでしょう。
そして人間の精神性の変化とは、あるヨギの自叙伝によると、人間の感覚では理解できないほど長い時間をかけて変化するそうです。
それが本当か?真実か?は、わかりませんが。
過去2000年を振り返っても、人類の精神性が短期間で激変するようには思えません。
そういう意味では、その事実に対して、どう反応するか?は別として、格差社会や階級社会は、しばらくは続くのかもしれません。
※精神性とは、{人間性}とか{人格}などと言い換えることもできる。
詳しくは物理的距離より心理的距離!心理的に関わらない方法(嫌いな人への対処法は【嫌わないこと】)にて。
さて、今回の記事も最後までありがとうございました。感謝しています。
なお、精神性については、以下の記事が詳しいです。
・【頭の良さ】と【性格の良さ】の違い。猿の【知能】を向上させたら?
〜追記〜
私自身、理解が深まり、より、わかりやすく【資本家と労働者】の関係を「資本主義の仕組み」と、ともに、以下の記事にすることができました。
・なぜ日本で貧困が?なぜ働いても生活が豊かにならない?資本主義の正体と【解決策】(社会の全貌)
<writer 名無き仙人>
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バス男「格差社会の話は、他でも聞いたような・・
バス子「格差社会から階級社会になる日本(格差がもっと広がったら、どうなる?)の記事ね。」
仙人「関連記事としては、年金崩壊後は年金もらえない?(生活保護も破綻したら!?)や、インターネット投票選挙を反対する人の理由(政治が変わらない理由)もお勧めじゃよ。」
関連→世界を変える方法!社会を良くするには身近な人を大切にすること(【優しさ】の輪)
→社会の仕組み({なんでも出来る君}と10人の協力する村人)
→日本の労働者階級を抜け出し富裕層になるには?2つの方法(労働者階級から抜け出る方法)
→日本人が働きすぎる理由!戦国時代から続く過労死への対策(3つの原因)
→日本が生きづらい世の中の理由(「普通に働き普通に結婚し安心して暮らす」が難しい原因)
→世界の貧困問題の現状がわかる本3冊(コレを読んでおけば間違いなし!世界の貧困問題本編)
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