居酒屋開業は儲かる?   


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居酒屋開業は儲かる?

居酒屋開業は儲かる?
客単価の高い居酒屋商売では、何人の客が来たら黒字になるか?



バス男「居酒屋って、ぼったくりだよね。僕、毎週、居酒屋に3000円を上納してるよ。悔しい〜。」


バス子「でもバス男さんは、二軒目の、女の子のお店に、もっと上納してるじゃない。」


バス男「うっ。・・飲み代って高いから居酒屋は儲かりそうだな。仙人様に【居酒屋開業は儲かる?】って聞きに行ってみようかな。」


バス子「仙人の【居酒屋経営の収支シュミレーション】か〜。」







〜居酒屋で独立開業したら儲かる?〜

1.居酒屋経営の失敗と成功の分かれ目は20人?

@居酒屋経営で成功するには?



「居酒屋って儲かりそうだな。」

普段はケチな部分も多い私ですが、居酒屋に行くと、つい財布の紐が緩んでしまい晩御飯1食に3000円から5000円も使うことに抵抗が薄れてしまいます。

そして、それは私だけではなさそうでした。
多くの人が、お酒や数種類のフードを頼んでいて、会計では1人3000円以上の支払いをするケースも多いようです。

居酒屋開業は儲かる?オーナーの年収は?


「客単価が3000円(1人あたりの売上)なら、他の飲食店より儲かりやすいんじゃないの?」
ラーメン屋やカフェなどの収支シュミレーションでは、客単価は1000円(1人あたりの売上)で計算しますので、居酒屋は3倍です。

ラーメン屋は儲かる?年収(ラーメン屋の実際の売上/経費/利益とは?)にあるとおりですね。

「居酒屋なら、来店してくれるお客様が少なくても黒字で、ぼちぼち経営していけるかも。」と思い、さっそく収支シュミレーションをしてみることにしました。

弱気な私は、まずは1日のお客さん10人で、お金の計算をしてみることしました。
週末は来客も多いでしょうし、平均して1日に10人くらいなら、私の行う、小さなマイナーな居酒屋にもお客さんが来てくれそうに思ったからです。

1日の客数10人で収支シュミレーションを行ったよ!

<1日の来店数10人の場合>
まずは売上から計算してみます。
1人あたりの売上が3000円で、1日の来客数が10人の場合、1日の売上高は3万円になります。
週に1日、日曜日のみ、お店を休んだ場合は、月の売上が{26日×3万円}で78万円になります。

1日にたった10人のお客様で月70万円以上の売上になるのですから、居酒屋経営はすごいですよね。

次に原価・・お酒や食材の仕入れ費用を計算します。
居酒屋のフランチャイズの資料等を調べる限り、原価率は3割程度のようです。
そのため78万円の3割ですから、仕入れ費用は約23万円になります。

月間の売上78万円から、仕入れ費用23万円を引くと55万円になりました。
月間の粗利益は55万円ということですね。

次に人件費を計算してみます。
営業時間が17時から24時の場合、正社員1名、7時間勤務のアルバイト1名が必要となるでしょうか。
不足分は自分が働くとします。

客が10人しか来ないため、ホールに1名、キッチンに1名いれば十分だと言えそうですね。

残業代や交通費、労使折半の社会保険料やボーナスなどを含めた正社員の人件費が月に30万円、アルバイトの人件費が、時給1000円×7時間×26日で、18万円とします。
合計で48万円の人件費となりました。

月間の粗利益55万円から48万円の人件費を引くと7万円が残ることになります。
この7万円から家賃や水道光熱費等を支払わなければいけません。
赤字の匂いがプンプンしますね。さすがに1日の来客数が10人だと赤字になりそうです。

では、その他の経費について見てみます。
激戦区である繁華街の一等地を避けて、賃料の低い場所で、客席数が20席前後の小規模な、小さな居酒屋をオープンさせた場合の家賃は月に10万円ほどを見ておけば良いでしょうか。

そして水道光熱費が10万円で、その他雑費(ユニフォーム代やおしぼり代、電話代など)が10万円とすると、その他の経費で30万円かかることになります。

月間の粗利益55万円から48万円の人件費を引いた7万円から、その他費用の30万円を支払おうとすると23万円足りません。
赤字が23万円/月なわけです。

やはり1日に10人のお客さんでは赤字になってしまうようです。


では、1日に20人のお客さんが来店する場合は、どうでしょうか。
平日に毎日、20人ものお客さんに、自分のお店(居酒屋)に来てもらうのは難しいかもしれませんが、週末にはお客さんが増えるでしょうし、頑張れば、なんとかなるかもしれません。

<1日の来店数20人の場合>
1日20人の来客数の場合の売上を見てみます。
1人あたりの売上が3000円で、1日の来客数が20人の場合、1日の売上高は6万円になります。

週に1日、日曜日のみ、お店を休んだ場合は、月の売上が{26日×6万円}で156万円になります。

1日に20人のお客様なら、月間の売上が156万円にもなります。年商が2000万円近くになりますね。
たった1日20人のお客様で、年商2000万円の居酒屋オーナー/居酒屋経営者になれるのですから、すごいですよね。

次に原価・・仕入れ費用を計算します。
原価率3割で計算すると、156万円の3割ですから、仕入れ費用は約47万円になります。

月間の売上156万円から、仕入れ費用47万円を引くと109万円になりました。
月間の粗利益は約110万円ということですね。

人件費に関しては、{来客数10人の時と変更なし}にしました。
1日に20人なら、ホール1名、キッチン1名でやっていけるでしょうし、お客様が多い時は自分がお店に出て働くことで対応します。

また、水道光熱費や家賃など、その他の経費についても{来客数10人の時と変更なし}です。

すると・・
156万円(売上)ー47万円(仕入れ費)−人件費(48万円)− その他費用(30万円)= 31万円

おおっ!
31万円の利益が残りました。
もし、自分が日曜日しか休みをとらず、昼から夜中まで働くことで人件費を削減できるなら、50万円くらいの利益になるかもしれません。

年収にしたら600万円ですから、悪くないですよね。

経費等を差し引けるため手取り収入は、会社員の年収600万円より多くなりそうです。
ただ、労働時間は長いため、時給にしたら高くはなさそうですね。

また、居酒屋をオープンさせるには、開業資金として、店舗の改装費等で1000万円近くかかる、とも聞いたことがあります。

初期投資額を回収するには、年収600万円でも、生活費のことまで考えると数年はかかりそうですね。

ラーメン屋は儲かる?年収(ラーメン屋の実際の売上/経費/利益とは?)にあるとおり。
客単価が1000円のラーメン屋の場合、規模にもよりますが、利益をだすには1日に100人程度のお客様に来て頂く必要がありそうです。

居酒屋よりも客の回転は速いでしょうし、昼からずっと営業してはいるものの、毎日、毎日、100人ものお客様に来て頂くのは難しそうですよね。

一方、客単価の高い居酒屋・・・家賃が低く人件費もかからない小規模な居酒屋であれば1日に20人で利益がでるかもしれません。
ただし、平日も毎日、毎日、20人ものお客様に来て頂くのは難しいかもしれません。

ラーメン屋業界と同じく、居酒屋業界も激戦ですものね。
一歩間違えば、平日はがら〜んとした店内になることも十分にありえそうです。

{儲けやすいのは低価格商品を大勢に売るより高額商品を少数に売ること}と聞いたことがありますが、飲食店でも、その傾向があるのでしょうか。



A居酒屋経営をやってみたい
■繁華街から離れた場所にある小規模・中規模の居酒屋の中で、繁盛しているお店は、平日でも1日に20人くらいは来ていそうですね。
週末になると、もっと増えることでしょう。
そのような居酒屋さんは、案外、儲かっているのかもしれませんね。

一方、平日は、いついっても2〜3組のお客さんがいるだけで、週末は、さすがに満席近くになるような居酒屋は、そこそこ儲かっているか、もしくは結構厳しいか、どちらかでしょうか。

平日はがらがらで、週末も半席程度しか埋まらない居酒屋があれば、その居酒屋は赤字である可能性があり、近いうちに閉店になってしまうかもしれませんね。

商売では、ライバルがいなければ儲かるようになっているようです。
それはガソリンスタンドでも、インターネットビジネスでも、そのようです。もちろん、飲食店もそうでしょう。
お店を開くには?経営のコツ(実家のガソリンスタンドから学んだ商売/ビジネスが50年続く秘訣)
事業計画書の書き方!私の実例(本音の事業計画書を書いてみた)

もし、人口は多いのに、他に、まともな居酒屋のない場所で・・・つまりライバルのいない場所で居酒屋を開業し、一生懸命に努力してコツコツと信頼を積み重ねていき、ファンやリピーターを増やしていければ、そこそこは儲かるのかもしれませんね。

しかし、いつ、強力なライバル店が現れるかわからないため、常に「近隣にライバル店が現れても継続して利益がでるビジネスモデル」を意識して商売を行うようにしておきたいものです。
商売・ビジネスにおいては、儲かる場所には、儲かりそうな匂いをかぎつけて、必ず、ライバルが出現するからです。

儲かるのに誰も参入してこない!なんて、ありえない。常に、ライバルが出現しても利益が上がり続けるよう知恵を絞ること

さて、今回の記事も最後まで目をとおして下さり、ありがとうございました。
感謝しています。


〜追記〜
今回の居酒屋の収支シュミレーションは、フランチャイズの資料にあった実際の店舗の数字を元に行いました。

居酒屋のフランチャイズも多くありました。

居酒屋やラーメン屋、便利屋など、いろいろな会社の資料を請求し見てみましたが、とても勉強になりましたね。

フランチャイズについては、

@フランチャイズ比較ランキング!成功率が高いおすすめ業種はコレ(狙い目の業界は?)

Aフランチャイズオーナーの平均年収は?業種別に比較(儲かる業種は?)

B居酒屋フランチャイズで開業するメリットは「儲かること」(居酒屋フランチャイズの実態)

の記事が詳しいです。


〜追記2〜
飲食店の収支シュミレーションの記事は、今回の居酒屋開業編と、

@ラーメン屋は儲かる?年収(ラーメン屋の実際の売上/経費/利益とは?)

A喫茶店を開業/経営!年収は?(喫茶店経営の年収シュミレーション)

とが、あります。

また、居酒屋の開業資金作りに向けて、収入を増やす場合には、副業で月3万円稼ぐ私の方法2つ!随時更新(月3〜5万円の副収入を稼ぐには?)の記事が・・

節約に励む場合は、通信費の節約方法!月5000円は節約できる?(スマホ代やネット代の節約術まとめ)や、ストレスなし!簡単に食費を安くする私の節約術(簡単な食費の節約術)の記事が参考になりそうです。


〜追記3〜
居酒屋開業より、もっと儲かるビジネスがあります。

太陽光発電所を所有することです。
商売をするのが、バカらしくなるくらい手堅く儲かるビジネスが太陽光発電事業となっています。

なぜなら、国と太陽が20年間の利益額を保証しているからです。

だから名だたる大企業が、太陽光発電所に多額の投資を行っているのですね。

太陽光発電への投資によって、潰れかけていた建設業者が経済的に持ち直した話や、スナックのママがお金から自由になり引退してしまった話など、いろいろと耳しますよね。

太陽光発電への投資によって手堅い利益を確保したうえで、居酒屋を開業する選択肢もありそうですね。

太陽光発電については、産業用太陽光発電への投資!メリット/デメリット(不動産投資より手堅い)の記事が詳しいです。

<writer 名無き仙人>


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バス子「居酒屋さんの商売も楽しそうね。」


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