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なぜ外注化とフリーランスが増えるのか?
■年功序列型賃金が廃止される理由と時期
「給料は上がっていく」前提で人生プランを立てるのは危険だよ。
バス男「僕、今は給与少ないけど、上がっていくから住宅ローンを組んで家を買おうかな。」
バス子「年功序列型賃金をあてにして35年の住宅ローンを組んだら死ぬわよ?」
・【赤字社員/黒字社員】本当の意味「35年ローンは危険な理由」40代から給料は上がらない時代の生き方
バス男「え!?どういうこと?」
子「仙人の【年功序列賃金が崩壊する理由と時期】の話、聞いてきたら?」
〜なぜ合理的ではない年功序列型賃金が続いているのか?〜
1.外注化が進みフリーランスが増える社会
@年功序列型賃金はいつまで続くか?
年功序列型賃金が崩壊し、成果報酬型の賃金になる時期は【会社の余力がなくなった時】です。
仙人「既に合理性はないのに、未だに年功序列型賃金が採用されているのは、まだ企業側に余力があるからじゃが・・いつまで続くか?」
・突然の失業に備える私の方法!コツは2つ【ダム経営/景気循環】だよ
<年功序列型賃金が崩壊する理由>
年功序列型賃金が採用されていた理由は「社員に辞められたら困るから」でした。
「将来、給与は上がっていくから辞めずに頑張って定年まで働いてね」の意味で年功序列型賃金が採用されていたわけですね。
仙人「昔は{経験}が重要じゃったから、勤続年数が長い経験豊富な年配社員に辞められては困ったわけじゃよ」
現在は、変化が早く激しいので{過去の経験}が逆に足かせとなり、{過去の経験則}は役にも立ちにくくなっていて{新しいことへのチャレンジ}が重要となっています。
全てのモノや機器がネットに接続され、仕事で扱うモノや機器がIT機器となっていき【全ての企業がITを高度に駆使した企業】になっていきます。
すると、ますます過去の経験の価値は低下します。
ITは日々進化しているので、「以前は、こうだった」という過去の経験は、役立つどころか、逆に足かせになります。
・社会常識に変化が起きる仕組み【今後10年の社会変化も】35歳までにやるべきこと「大人の頭が固い理由」
バス男「過去の経験より、進化するITの合理的な機能を積極的に取り入れるチャレンジ精神が重要だな〜」
そのため企業型の本音はこうなっていくし、既になっています。
「経験豊富だけど新しいことに難癖つけて拒む年配社員より、新しいことに積極的にチャレンジする若者が社内に多くいて欲しい」
つまり、現在は、企業としては、歳をとった{使えない社員}は、さっさと辞めて欲しいわけです。
★昔→経験豊富な社員は、会社を辞めないで欲しい
★今→経験の価値は薄れており、新しいことを拒む人は組織内にいないで欲しい
50代でも社内に残る人は、一握りの{幹部}だけでよく、その他大勢の年配社員には、さっさと辞めてもらい、その分の人件費で若い人を雇いたいので、年功序列型賃金で、年配者を定年まで辞めないように引き留めるメリットはなくなっています。
・「昇給ないから辞める」は間違い!給料が低いメリット【自分が赤字社員か?黒字社員か?知る方法】
仙人「当社は年功序列的に賃金上がるので!とリクルートの時に口約束していた話を、余力があるうちは続けられるじゃろうが・・」
古株の年配社員からの反発があるので、もう合理性はないものの、大半の会社では、未だに年功序列型賃金が採用されています。
バス子「今、50歳の社員からすると、やっと給与が上がってきたのに「成果報酬型の賃金に変えます」と言われたら地獄だから、絶対に阻止しようとするわね」
バス男「若者社員も、成果を求められるのは辛いから、反対する人は多いよ。僕もそうだ〜」
企業側は、余力があるうちは、年功序列型賃金を続けるでしょう。
しかし、余力がなくなれば、なくなるほど、年功序列型賃金は廃止され、成果報酬型の賃金が導入されることになります。
会社は、余力がなくなると、会社の存続のために、社員ではなく会社自身を守り始めるからです。
仙人「日本の企業の余力がなくなる時期・・古株社員に気をつかって年功序列型賃金を続けていたものの「もう無理!成果報酬型の賃金に変えます」と言い始める時期は、今後10年・・遅くとも20年以内には起きるじゃろうのぉ」
経営者は、世の中の空気感を見ながら経営しているため、年功序列型賃金を廃止し成果報酬型の賃金に切り替える企業が少しづつ増えていき・・
世の中の空気感的に「成果報酬型の賃金も、当たり前だよね」と社会に受け入れられる風潮が出始めたとたんに、バタバタバターと年功序列型賃金を廃止して、成果報酬型の賃金に切り替える会社が増え、たった数年で、世の中の会社員の給与額に対する認識やイメージが変わるでしょう。
仙人「今は世の中の空気感的に反発が多いし、余力があるから、成果報酬型の賃金に変えていないだけじゃよ」
<年功序列型賃金から成果主義の賃金へ>
企業としては、若者社員だろうと、年配社員だろうと、会社に利益をもたらす人材だけ組織内にいればよく、そのためには成果主義の賃金が最も合理的です。
株式会社は雇用を作り、雇用を守るボランティア団体では、ないからです。
徹底的に合理化されている世界のグローバル企業と戦うには、日本企業も徹底的に合理化させる必要があり、日本にも成果主義の賃金が増えていく予想です。
バス男「何も利益を生みだしていなくても、8時間、社員がオフィスの椅子に座っていれば、人件費を払わないといけない仕組みは、会社側からすると地獄だな〜」
仙人「勤め先に利益や、価値をもたらす価値ある人材でないと、退職を迫られる圧力は、成果報酬型の賃金になれば強まるからのぉ」
バス子「成果報酬型の賃金の外資系企業は、既に、そうですものね」
だから【価値ある人材】になる必要性が1年毎に高まっています。
【価値ある人材】になる方法については、以下の記事で。
・価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる人材/転職先がある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」
<外注化とフリーランスが増える理由>
増税が進めば進むほど、社員の社会保険の会社負担分は、会社の重荷になっていきます。
また、社員達は「毎年、給与が増える」を期待しているので、社員を雇うと、毎年、給与を上げないといけず、それも会社にとっては負担です。
仙人「年功序列型賃金とは、経営者としては、毎年、自動的に人件費が増えていく地獄の制度じゃよ。毎年、企業利益が増えていく見込みはないのに、地獄じゃよ。1サイクル終わっておる40年以上の歴史ある会社は別じゃが・・。」
そのため、雇った社員にさせていた仕事を、どんどん社外に外注する企業が増えており、この流れは加速します。
外注する場合は、外注先への支払額を、毎年、上げる必要はなく、むしろ相見積で下げられます。
外注する場合は、外注先の社会保険を負担する必要もないので、会社としては楽です。
社員が社内に増えると、机やパソコンなど必要な備品も増えて、お金ばかりかかるので、社員を雇わず、社員をこれ以上は増やさず、外注化する動きは「これからが本番」です。
・テレワーク【10年選手の私のコツ3つ】効率化して30分で終わらせ副業で稼ごう
仙人「{仕事をしてくれる人}を社内にキープするのが「社員を雇う」であり、社外の人に任せるのが「外注化」じゃが、社内に人をキープしておくメリットよりデメリットの方が大きくなっておるからのぉ」
外注化した方が、人員調整の必要もなく合理的です。
バス子「社員を社内に抱えこむと、利益が縮小してきた時が、きついものね」
社内に人を雇うと、教育もしないといけないし、辞めたら、また採用して教育の必要もあります。
仙人「生き残りのために外注化を増やし、社内の正社員を減らす経営者は増えるじゃろうのぉ」
そして、{雇われ}が難しくなる分、企業の外注先として、自営業者として仕事を受けるフリーランスが増えていく予想です。
仙人「フリーランスになると、価値ある人材かどうか?で収入格差が広がるからのぉ」
{仕事ができる社員}も{仕事ができない社員}も、雇われて働く場合は、ちょっと給与差がつく程度で、ほぼ平等に給与が貰えます。
企業の仕事が、社内の社員にまわされるのではなく、社外に外注化されるようになり、フリーランスで働く人が増えると、収入格差が顕著になります。
仕事を外注する会社側は、{仕事ができる人}にのみ、仕事を外注するようになるからです。
フリーランスの場合、仕事を会社から発注してもらえなければ収入は0円です。
バス男「拘束された時間で給料が貰える会社員は、価値を生む仕事しなくても給与貰えるけど・・」
バス子「フリーランスになると、完全成果主義になるから、収入が0円になっちゃう人が出てくるわね。そうなるとアルバイトで食いつなぐしかないわ」
仙人「価値ある人の元には、高額な仕事が大量に入り、価値のない人には仕事が1件もこなくて・・と収入格差が広がるのぉ」
終身雇用制度が崩壊すればするほど、成果主義が導入され、またフリーランスが増えていき【価値ある人材】の価値が高まっていきます。
【価値ある人材】になる方法は、以下の記事が詳しいです。
・価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる人材/転職先がある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」
A稼げる年齢のピークは30代の時代へ
成果報酬型の賃金が導入されると、会社員であっても稼げる年齢のピークは30代になっていくでしょう。
IT化された世の中で、1番、価値を生みだせる年齢は30代である人が増える予想です。
20代だと経験がなさすぎて、40代以降は、気力・体力も低下し、テクノロジーの進化にもついていけなくなりがちだからです。
バス男「30代が1番稼げる!って、プロ野球選手みたいだな〜」
バス子「プロスポーツ選手は、年功序列型賃金ではなく、成果報酬型の賃金だからよ。」
仙人「会社員も、成果報酬型の賃金になれば、年収のピークが50代から前倒しになるじゃろうのぉ。経験の価値は薄れておるしのぉ」
よって、稼げるうちに、とことん稼いで、あとは資産運用からの運用益により、減っていく収入を補填していく人も増える予想です。
既に成果報酬型の賃金が導入されているプロスポーツ選手は、そうしていますよね。
資産運用の始め方については、以下の記事が詳しいです。
・「初心者向け」少額から始める資産運用のやり方【おすすめ運用先】儲かるよ(儲かる資産運用の始め方)
運用資金作りで重要な収入を増やす方法は、以下の記事が詳しいです。
@職種別!おすすめ転職サイトと転職の仕方(ハローワーク以外)(職種別!転職サイトと転職のやり方)
A既卒やフリーターにお勧め就職サイトはコレ(既卒やフリーター専用の正社員就職サイト)
B副業で月3万円稼ぐ私の方法2つ!随時更新(月3〜5万円の副収入を稼ぐには?)
C月1〜2万円の副収入を手堅く投資で稼ぐ私の方法(副収入を稼ぐには?)
なお、関連記事では、以下の記事もおすすめです。
・「昇給ないから辞める」は間違い!給料が低いメリット【自分が赤字社員か?黒字社員か?知る方法】
・副業解禁の裏話【次は解雇規制の解禁?】正社員でもクビになる時代の賢い生き方とは?
<writer 名無き仙人>
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バス男「成果報酬型の賃金になった時、僕は稼げる自信がないな〜。」
バス子「価値ある人材にならないとね→価値主義時代の「価値ある人材とは」稼げる人材/転職先がある人材になるために必要な5つ「20代30代が今すべきこと」」
仙人「関連記事としては、なぜ人手不足なのに給料は上がらない?外国人労働者と職を争い外人に雇われる日本人が増える(グローバル化)もお勧めじゃよ。」
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